モトGP『アラゴンFP1の経緯』
★アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ・プラマック所属だが、ファクトリー機)が、1分48秒995を刻み首位に立った。唯一、1分49秒の壁を破った。T4セクターでは長距離ストレートで時速336.1kmに達した。
イアンノーネ選手のコメント。
「ポジティブなセッションでしたね。ソフトタイヤも使わなかったんだし…でも、リアタイヤはミディアムでした。つまり、この新マシンのお陰で面白くなりそう…ってところから。ちょっと良い走りになってますね。そんなに大きな違いはないんですが、僕は乗りやすいですね。コーナーに強く入っていけるようになりました。」
★2位はアレイシ・エスパルガロ(ヤマハ・オープン、+0.190)で、ヤマハ勢ではトップ。これまでの自己タイムを1秒以上削ってみせた。
★3位はマルク・マルケス(ホンダ、+0.295)。ペース面で違いを見せつけており、6週連続1分49秒台で周り、平均1分49秒前半でこなした。
★4位ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ、+0.501)も安定しており、6週連続1分49秒台で周回。ただ、マルケス選手よりは平均して遅い。今年に入ってからアラゴンでテストを行なったにもかかわらず、最高セットティングは見つかっていない模様。
★6位ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ、+0.947)とロレンソ両選手は、コーナーでマシンが酷く動くとこぼしており、今のところ電制システムの調整に集中している。
★1位〜6位ロッシ選手までのタイム差が1秒未満。
★7位アンドレア・ドヴィツィオーゾは同じマシンのイアンノーネ選手と1秒以上の差だが、ペース面は酷似しており1分50秒平均で周った。
★今回のアラゴン戦よりドゥカティ機(D16オープン)を使用しているエクトル・バルベラは、コーナー中盤でマシンが炎上し、腕に火傷を負った。なお、バルベラ選手が今回使用できるドゥカティ機は1機のみ。
★手首負傷により4戦欠場し、今回より復帰したニッキー・へイデンは19位(ホンダ・オープン、+2.685)。
(2014年09月26日Gpone記事参照)
モト2『アラゴンFP1の経緯』
★フランコ・モルビデッリ(カレックス)が1分54秒261で首位に立った。なお、2011年にマルク・マルケスが記録したベストラップより0.9秒ほど遅い。
モルビデッリ選手のコメント。
「素晴らしいです。トップなんて初めてです。このまま行けると良いんですが…上位選手らに迫っていきながらね。ここのコースは把握してるし、絶対にそれで助かってるでしょ。それにマシンへのフィーリングが凄いんですよ。」
★2位ヨハン・ザルコ(スッター、+0.016)で、同セッションでは終始モルビデッリ選手と競り合っていた。
★3位はルーキーのジョナス・フォルガー(カレックス、+0.345)。
★タイトル争い中のエステヴェ・ラバトとミカ・カリオは、それぞれ4位(カレックス、+0.357)と17位(カレックス、+1.252)。カリオ選手はセッション序盤に転倒、ケガはなし。
★その他の転倒はシュロッター、クルメナッハ、ノエス(ナガシマ代役)選手ら。
(2014年09月26日Gpone記事参照)
モト3『アラゴンFP1の経緯』
★現在、ランキング首位で、来季はホンダLCRよりモトGP昇格するジャック・ミラー(KTM)が1分59秒625で首位タイムを取った。まだ気温も低く、路面が滑りやすい中、後続機に大きく差をつけ、唯一、2分の壁を破ってみせた。またペースの方も好調で、長距離ストレートではホンダのアレックス・マルケス(リンス同様、新マフラーを搭載)に0.3秒も差をつけていた。
★2位はアレックス・マルケス(ホンダ、+0.672)で、それほど苦戦している風もない。3位はミゲル・オリヴェイラ(マヒンドラ、+0.701)。
★1位〜7位エフレン・ヴァスケスまでのタイム差が1秒未満。
★イタリア勢トップは、ニッコロー・アントネッリが手術したてで肩が痛むなか9位(KTM、+1.169)についた。『VR46』チームのロマーノ・フェナーティは11位(+1.336)。イタリア期待の星エネア・バスティアニーニは14位(+1.571)。
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(2014年09月26日Gpone記事参照)
イアンノーネ素晴らしいロレンソの後追いでしたね。
スリップストリームを使って計測ポイント手前で前車を抜きタイムを伸ばす。
毎度後追いやってる限り、イアンノーネは好きになれそうもない。
ちょっとはドヴィツィオーゾのプライドを見習うべき。