モトGP『バレンシアFP4・予選1・2の経緯』
★[予選2]ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が1分30秒843で、今シーズン初の…そして約4年振りの(81レース振り、最後は2010年ル・マン戦)PPを獲得した。最高峰クラスでは50回目のPPとなる。今回の4回のフリープラクティスでは5位が最高だった。
ロッシ選手のコメント。
「最後にPPを取ったのは、まだ白黒テレビだった頃じゃないのかなぁ(笑)。上手く行ってるとは思ってたけど、びっくりですね。明日に向けて本当に貴重ですよ。厳しくなるでしょう…ユーズドタイヤでは苦戦してるんで…でも、そうは言っても、こうなりましたけどね。」
★[予選2]2位は同じくイタリア人のアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ、+0.132)。金曜日はケガの痛みとセッティングで苦戦し続けていた。
イアンノーネ選手のコメント。
「ヴァレ(ロッシ)は、これまでどっさり優勝してきてるんで…OKですよ。でも、残念だなぁ…PPが取れなかったなんて…ぜひ、取りたかったんですよ。とにかく、昨日からかなり挽回できました…昨日は本当に悪かったから。これからはレースに向けて状況を改善していかなければ…数周も走ると腕が痛むもんですから。」
★[予選2]3位ダニ・ペドロサ(ホンダ、+0.156)のコメント。
「簡単じゃなかったですよ…風のせいでコンディションがころころ変るもんだから。新タイヤでは最初のハードブレーキングで2回も膨らんでしまって。とにかく、最後のアタックで1列目をもぎ取りました…ちょっと減ったタイヤでね。」
★[予選2]4位はホルヘ・ロレンソ(ヤマハ、+0.206)。今回の4回のフリープラクティスでは常に好調だった。
★[予選2]5位はマルク・マルケス(ホンダ、+0.301)。フリープラクティス全4回で首位に立っていたが、予選では転倒。
★[予選1]予選2への進出を決めたのはステファン・ブラドル(ホンダLCR)と、ワイルドカード参戦のミケーレ・ピッロ(ドゥカティ、テストライダー)。
- 2014バレンシアGP【予選&FP4リザルト】
- 参照記事:2014年11月08日【GPONE】
モト2『バレンシア予選の経緯』
★首位はエステヴェ・ラバト(カレックス)が1分35秒199で獲得。ロングランを行い、1分35秒半で安定して周回している。
★2位はヨハン・ザルコ(スッター、+0.043)。
★3位はイタリア人ルーキーのフランコ・モルビデッリ(カレックス、+0.221)。今シーズン最高の予選リザルトとなった(これまではアラゴン予選4位が最高)。
モルビデッリ選手のコメント。
「3位だと思ってなかったんです…最初に見たモニターでは6位になってたんで。ピットボックスに戻ろうとしたら、うちのメカニックがパルクフェルメにいるの見えて…それで、こっち(パルクフェルメ)に来ました。今までパルクフェルメってTVで見てたんですけど…良いもんですね。凄く嬉しいです…1周タイムもペースも良い感じですから。」
- 2014バレンシアGP【予選&FP4リザルト】
- 参照記事:2014年11月08日【GPONE】
モト3『バレンシア予選の経緯』
★ヴァレンシア最終戦がチーム・グレジーニでの最後の参戦となるニッコロー・アントネッリ(KTM)が、強風によりタイムが落ちているコースで1分39秒183を刻み、首位を獲得した。スリップ転倒したが、ケガはなし。
アントネッリ選手のコメント。
「初PPって良いもんですね…初めての事ですから…一種のゴールですよ。このチームには本当に感動をどっさり与えてもらったんで…ここでは僕から好リザルトを贈りたいです。」
★2位はジャック・ミラー(KTM、+0.068)。最後のタイムアタックでは区間最高タイムを連打していたが、最終コーナーで渋滞に遭遇。
★3位は、総合首位のアレックス・マルケス(ホンダ、+0.373)。セッション終了20分ほど前にスリップ転倒し失速。
★タイトル争い中のミラー&マルケス両選手は、ペースもほぼ互角の1分40秒。上位7以内にKTM機は5選手(1位アントネッリ、2位ミラー、4位ヴィニャーレス、6位ハニカ、7位アジョ)に対しホンダ機は2選手(3位マルケス、5位リンス)なので、チームプレイを考えるならばKTMのミラー選手の方が有利。
★後追いを狙い、速い選手への待ち伏せに対し、レースディレクションから厳しい警告が出たため、今回は危険な状況にはならなかった。
★ワイルドカード参戦の女子選手マリア・エレッラが転倒。ホンダの発表によれば、エレッラ選手はメディカルセンターに搬送され、頭部を強打したものの無事。
- 2014バレンシアGP【予選&FP4リザルト】
- 参照記事:2014年11月08日【GPONE】