『2015 SBK フィリップアイランド レース2 トピックス』
★SBKフィリップアイアランド開幕戦レース2は、遠目に雨雲が若干迫っているようだが、雨の気配はない。ニッコロー・カネパはレース1で足首を捻挫し、レース2は棄権。
★指し週ラップ最終コーナーではジョナサン・レイが首位を走っていたが、レオン・ハスラムがゴール寸前の直線コースで0.01秒の僅差でレイ選手を抜き、久し振りの勝利を獲得した。ハスラム選手の最後の勝利は5年前のスズキ機で、ここ数年はBMWとホンダで苦戦していた。
ハスラム選手のコメント。
「本当にキツいレースでした。ラスト2周でギアを入れ間違え、2つ順位を落してしまって…でも、また追い上げたし、優勝もしましたけどね。本当に嬉しいです。これ以上望むものはないですね。アプリリアのメカニック陣は凄い仕事振りでした。」
★今年、カワサキに移籍したジョナサン・レイは、優勝したレース1と同じ作戦(レース前半ではタイヤコントロールに努め、終盤でプッシュする)で挑み、作戦は成功したかに見えていたが、結局、2位。
レイ選手のコメント。
「カワサキ機にはちょっとキツいコースだってことは覚悟してました…だから、マシンへの作業は素晴らしかったですね。フィリップアイランド開幕戦で総合首位に立つってのは重要でしょ。実に嬉しいです。」
★3位チャズ・ディヴィス(ドゥカティ)のコメント。
「本当に満足してます。良い出だしでね…僕としては、実に伸びましたね。フィリップアイランドって言うのは毎回、実に面白いんですよ。嬉しいです。チーム全員に感謝してます…マシンは全て良く機能してました。ダヴィデ(ジュリアーノ)が早々に復帰してくれると良いんですが。(ジュリアーノ選手に向って)おい、元気か!」
★ルーキーのマイケル・ファン・デル・マーク(ホンダ、オランダ出身)が目覚ましい活躍を見せ、一時は首位にまで立ってみせたが、ラスト3周と言うところで転倒リタイヤ。しかし、パフォーマンスの高さは証明した。
★同じくルーキーで、昨年はモト2クラスに参戦していたジョルディ・トーレス(アプリリア、スペイン出身)もトム・サイクスと激しい競合を見せていたが、第1コーナーで走行ラインを絞ろうとし、フロントが流れ、スリップ転倒。ケガはなし。
★昨年チャンピオンのシルヴァン・ギュントーリはレース序盤でトロイ・ベイリスと死闘を繰り広げ、5位でゴール。
★急遽、ダヴィデ・ジュリアーノの代役で、ドゥカティ・パニガーレR機を駆って参戦したトロイ・ベイリス(45才)は迫力の走りを見せたものの、マシンを調整仕切れず、ゴールまでタイヤを保たせられるようなセットアップを見出せなかった。徐々に順位を落していったベイリス選手は、結局、ボックスへ戻り、タイヤを交換した。16位。
(2015年2月22日『Gpone』記事参照)
うー、痺れるレースでした。
マシンの性能差が無いとレースは面白いですね。
昨年まで非力なCBRで苦労した2人がレース1・レース2の勝者になるとは!
今年のSBKは、アレックス・ローズとファン・デル・マークに注目したいです。
チャズのドカティが意外とストレート速いんだなぁと思った。
初開催のタイのサーキットが楽しみですね。
日本でも開催して欲しい。ぜひ鈴鹿で。