『ロッシ:ロレンソ&ペドロサと共にマルケスに対抗』
★ヴァレンティーノ・ロッシが選手らの衣料品製造のために立ち上げた会社『VR46』と、イタリア衛星放送『SKY』がコラボして作り上げたモト3チームが、今年はロマーノ・フェナーティとアンドレア・ミーニョ両選手で挑んでいく。
★ロッシ選手のコメント。
「第1回・第2回セパンテストは重要でしたね…特に、新シームレス・ギアボックスのテストがありましたからね。でも、カタールテストは更に重要なものになるでしょう。セパンと言うのは今までずっとホンダが得意としてきたコースで…実際に速かったでしょ。でも、カタールの方はヤマハ向きなんですよ。あそこでうちのレベルを確認できるでしょう。今の時点では、僕としては昨シーズン終盤と同じような感じだと思うんですが…つまりはポジティブですよ。去年の後半、僕はしょっちゅうマルケスと競り合えてたんだから。」
【ドゥカティもいるが…】
「昨シーズン終盤には、もう戦闘力が高かったし、新マシンもさらにに進歩したように見えるし…予選では確実に速いでしょうね。レースで、うちに何ができるか…ですよ。」
【チャンピオン候補は相変わらずマルク・マルケスだが…】
「面白いシーズンになると思いますね。打倒マルクになるわけだけど、でも、ホルヘ(ロレンソ)やダニ(ペドロサ)も去年に比べかなり好調ですよ。ホルヘはかなり仕上げてきてたし、ダニはチームを変えてるしね。常に3人でマルクを勝たせないにようにしなければ。去年は、(マルク・マルケスの)あの10連勝のせいで早々にタイトルが決まってしまったでしょ。早々にマルクを困らせるようにできるかどうかが鍵ですよ。」
【モト3チームの代表も兼ねてるわけだが…】
「本当に重要で大変なことですよね…でも、イタリアの若手ライダーに最高レベルで戦うチャンスを提供できるんですから。自分で走るのとは、また違う感動ですよ…去年、フェナーティなんかは優勝を獲得して喜ばせてくれたし。実のところ、奇妙なシーズンだったんですよね…フェナーティはシーズン序盤では勝っていて…道理からすれば、そこは苦戦するはずでしょ…ところがシーズン後半の、経験を積んできた時の方で苦戦してしまったのだから。」
【グアレスキマネージャーやブラッツィチーフメカニックが辞めて、チーム体制も変ってきたが…】
「重要な年でしたね…すべてが上手く機能するように色々と変えてみたんです。とにかく、フェナーティは4勝挙げてくれたしね。彼の実力は、あの最終的な総合順位(※5位)じゃありませんから。」
【モト3チームでのロッシ選手の役割は…】
「僕は、通常はテクニカルな部分の役割を担ってます。フェナーティに関しては、ある時点までは僕がサポートできるんですよ…既に経験がありますからね。でも、(アンドレア)ミーニョの方は話は別で…去年はベストの走行ラインを教えてやったりとか、そう言うことをしてました。可能な時には、コース脇まで行って、走っているところを見て、アドバイスしたりね。日曜のモト3レースは、ボックスで必ず観てますよ。ある意味、それのお陰でリラックスできるし、モトGPレースに向けて気持ちを入れていけるんですよ。ライダーにとって一番嫌な時って言うのは、ウォームアップが終わってから、またライダースーツを着るまでの間なんでね。サイティングラップのためにコースに入る時は、胃の中で蝶が飛んでるような感じでね。まぁ、それが当然なんだけど。そう言う風にどきどきしなくなったら、辞め時なんでしょうね。」
(2015年03月04日『Gpone』記事参照)
さて、セパンテストを終えて、「次のカタールテストが更に重要」と言うロッシ選手の真意は…
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【メルマガ号外 2015年03月06日 発行】
【2015年第2回セパンテスト内輪話 その1】
●ヤマハ:なぜ新シームレス・ギアボックスだけでは駄目なのか…ロッシ&ロレンソ解説
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