『メランドリ:戦ってないと言われるが、そんなことはない』
★先のアプリリアのモトGPプレゼンテーションで、マルコ・メランドリ(2011〜2014年までSBK参戦)が次のように語った。
「僕について、『度を超さないよう抑える性格だ』とか『やる気をなくして、戦ってない』と言われてるが、そんなことはありません。僕は、何か上手く行かない時はむかつくけど、でも、色々な事情から変えることはできないのだから。『SBKに戻りたいんだろう』って、ずっと訊かれて…まぁ、僕がどう思ってるかは簡単に想像できるだろうけど…でも、変えられない事を考えてたって意味ないでしょ。今、僕はここに居るんだから…アプリリアが僕のためにこう決めたんだし、今は全力を尽くして、プロとして100%の事をし、このプロジェクトに手を貸していくだけでしょ。開発の1年になるって事は覚悟してたし…ただ、その中で実際にやっていくって言うのは容易い事じゃなくてね。メンタリティを変えて、結果を期待せずに走り、開発だけに集中していくようにしなければ。」
【現在の問題点は?】
「本当に厳しい滑り出しになって…かなり繰り上げて進めてるんですよ…だから、テストのためのシーズンになるでしょうね。今は情報を収集し、理解することが重要なんです。今のところ、マシンのことは掴めてません…思うように動かせないし、自分の実力の最大限で操縦できないんです。ライディングスタイルを変えようとしてみたんだけど、とにかく自信がないんですよ。まず第一に、マシンを理解することが先決ですね。一番苦労しているのはフロントのコントロール…それから、コーナーにアグレッシブに進入するのに必要な自信を身につけること。走行ラインから常に膨らんで行ってしまうんですよ。感覚的に一番苦戦してるのは、マシンに適応することじゃなく、タイヤや操縦に適応することの方だと思うんですよ。何か違うことをしなければって感じるんでね…でも、そうするための自信がないんです。最終日に違うタイヤで試したみたが、感覚は変らなかったですね。」
(2015年03月05日『Omnicorse.it』記事参照)
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『バウティスタ:他のメーカーとのギャップを縮めなければ』
★先のアプリリアのモトGPプレゼンテーションで、アルヴァロ・バウティスタ(モトGPクラスに2010〜11年スズキ、2012〜14年ホンダで参戦)が次のように語った。
「マシンのベースは悪くないと思います…簡単なマシンだし、今まで僕が乗ってきたのと比べて疲れづらいんですよ。ただ、細かい所がまだ煮詰まってなくて…結局、それがタイム差になってしまうんですね。特にフロントを改善しないと…それから、リアもちょっと。それに電制システムもやって、もっと馬力も必要ですね。要するには、大きな欠点はないんですが、手を入れるべき所がどっさりあるんですよ。」
【メランドリ選手が苦戦しているが…】
「僕ら2人の手応えは、ある点では共通してますよ…僕もフロント部が最高とは言えないんで。」
【今シーズンの見通しは?】
「今年は辛抱強くいかなければならないって覚悟してましたから。ボックス内の雰囲気は最高だし、全員、自信満々だし。その辺は重要ですよね…前に進み、エネルギー全開で厳しい挑戦に挑んでいくためにはね。今年の現実的な目標は、真のリザルトを獲得していくことより、他のメーカーとのギャップを縮めていくことですね。それに夢がある…僕の夢は世界チャンピオンになることです。ただ、今年じゃないってことは分かってるけど。でも、2016年には夢に近づいていくためにも、こう言う方向性で作業をしていきますよ。」
(2015年03月05日『Omnicorse.it』記事参照)
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