『ドヴィツィオーゾ:邪魔できるようになってきた』
★ 4月19日(日)、アルゼンチンGP決勝レースでアンドレア・ドヴィツィオーゾが2位を獲得。今シーズン3戦を終え、毎回2位。
★ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
【ロッシ選手もドヴィツィオーゾ選手のことを高く評価しているが…】
「ヴァレンティーノ(ロッシ)は…物事を判断する時も、コメントする時も、常に客観的ですよね。そう思ってるから、そう言うんだ…みたいなね。僕も高く評価してますよ…うちのシーズン幕開けは完璧だったし…ここまでの3戦、これ以上素晴らしい結果は出せなかったでしょ。今日のレースは前の2戦よりも元気が出ましたね…ここはうちにとって難関コースだから。ここでは2014年にやっちゃってますからね(※2014年リザルト最低の9位)。今年はFPでは苦戦したけど、レースでは前にいられたし。つまり、中身があるっってことで…レースウィークエンドで良い仕事ができてるってことでしょ。たとえ全てが完璧じゃない時でも、焦らず、理解しようと務め、その結果、行動できるんですよ。それなりのリザルトを取ろうと思ったら、きちんと機能するマシンに乗らないと。以前は戦える可能性なんてなくて…僕は『愚痴っぽい』なんて言われちゃってたし…」
【3回連続2位には、一番驚いてる?】
「(今日のは)真の2位とは言えないでしょう…マルク(マルケス)を倒すのは難しかっただろうから…でも、重要ではありますよね。うちにとっての難関コースで…ヤマハ向きのコースで取ったんだから。ヴァレンティーノとは5秒差だったんだけど…終盤ラップで僕は緩めたんですよ。本当の差は2秒ってところです…他の選手は更に離れていたし。ちょっと特別な事でしょ…うちのスピードが更に証明されているようなね。あとはオースティンで僕が言ってた『何か』が足りないんですよ。でも、タイヤをそれほど消耗させずに高い戦闘力でいれるって言うのは素晴らしいですね。重要すぎるぐらいに重要なんですよ。それができるって事が、モトGPで速く走る為の法則なんだから。うちがそう言う状況にあるとしたら、それはマシンが本当に上手く機能してくれてるからですよ。本当に速くなって、リズムを仕切れるようになるには、あとほんのちょっとなんです。」
【今回はヤマハ機の後ろについて、どんな情報を収集したの?】
「レースではもっと違いがあると思ってたんですよね…つまり、うちは、ここのコースで自分が期待していたより速かったってことなんです。その結果としては、ヘレスでも…あそこはちょっとうちに有利なんですけど…そのヘレスでも上手くやれるんじゃないのかなぁ。確かに、これからの3戦(ヘレス、ル・マン、ムジェッロ)は、マルクもヴァレンティーノも特に得意なコースだけど…ここよりも強いでしょうね。でも、うちにも前の方に出られる強さがあると思うんですよ。ヴァレンティーノを見ると分かるけど…今回、速いだろうなとは思われてたけど、優勝するのは難しいだろうって見られてたでしょ。ところが、焦らず、努力し、成し遂げてしまった。うちが互角に戦えるようになるには、あと本当にちょっとなんですよ。今回だって、うちが下だったわけじゃない…ただ、あまりにも制限がありすぎたんですよ。優勝争いをし、タイトル争いをするには、コースによっては状況を最大限に把握しておかなければならないものでしょ。」
【現在、マルケス選手にプレッシャーがかかっていると思う?】
「まだ、それはないでしょ…ただ、タイトル争いにとっては、今回の転倒は確実にけっこうな痛手になったでしょうね。何が起きたのか見てなかったんだけど…マルクがミスったような…ミスなんて冒すべきじゃなかったのにねぇ…今年のヴァレンティーノの戦闘力は本当に高いし、あの経験があれば、可能なことは何だって寄せ集めるだろうし。3戦で30ポイント差なら、マルクレベルなら大した問題なく挽回できるだろうけど、こうも強いヴァレンティーノが相手だと、けっこうな数字になってくるでしょ。まだマルクには大きな可能性があると思うけど…でも、ミスもせずに、レースで最大限のポイントを稼ぐヴァレンティーノ相手だと、そう簡単ではないでしょうね。」
【ドヴィ選手は60ポイントで総合2位だが…総合首位ロッシ選手との6ポイント差と、5位マルケス選手との30ポイント差なら、どっちの方が驚き?】
「マルクの順位の方ですね。」
【今後、ドゥカティがドヴィ選手をファーストライダーに選ぶと思う?】
「いいえ。僕ら2人のことをプッシュしつつ、僕から何か差し引くと言うことはなく、2人ともに最大限のものを提供してくれてますから。チームプレイなんてするのは絶対に間違ってるでしょ…ずっとそれとは反対だったんだから。タイトル争いは1人で戦わないと…それを最終戦でやるって言うなら、頭脳派ってことになるかもしれないが…今ではないですよ。僕が2輪レースを好きなのは、そう言ったチームでのプレイがないからんですよ。もし次戦でイアンノーネの方が僕より速かったら、前でゴールして当然なんだから。」
【かつてないほどの強さで欧州戦に挑んでいく?】
「マシンの戦闘力に関し、更に自覚して欧州戦に挑んでいきます。今回以降、他のライダーにメンタル面で邪魔していけるようになると思うんですよ…前の2戦よりも更に、僕らは前にいるんだってことを証明できましたからね。」
(2015年04月20日『Moto.it』記事参照)
[amazonjs asin=”B008P5TPO4″ locale=”JP” title=”これでスッキリ!! ストレス解消 ぐちの壷 SAN2112″]
制限がありすぎたって、ドルナに情けかけて貰いながら何言うてるん?(笑)
違う意味かもしれんけど
とにかく今回のドビはよかった
批判的過ぎる理解ですね。
制限がありすぎた=マシンが悪く、調整しても制限がありすぎた
が正解ではないでしょうか?
う~ん、・・・
制限がありすぎた ってとこですが
エクストラハードが使えなかった事やレイアウト的にドカティの利点を生かせるコースではなかったことなどで最善を尽くしても優勝争いをするには難しかった。という意味だと思いましたね。
気がかりなのは、GP14.2も好成績をおさめつつあるという点っすね。何かしらのブレイクスルーをエレクトロニクス面で見出だしたのかも?
ダニとホル兵衛が帰ってくれば流れも変わりそうですけど、ドヴィも今年のチャンピオン候補に昇格ですな。
マルクのウィークポイントは、まだ負け方を知らないという精神面でしょうね。