『2015へレスGPこぼれ話』
★5月3日(日)決勝レースでホルヘ・ロレンソ(ヤマハファクトリー)が優勝を決めた後、チーフメカニックのラモン・フォルカーダが次のように語った。
「(好調の)秘訣はレースウィークエンドを良い状態で始め、きちんと作業をし、高いレベルを維持することですね。
これまでの3戦で表彰台も取れなかったのに、なぜ今回優勝できたのかは…メンタリティがかなり重要ですね。今回、ホルヘは実に集中した状態でサーキット入りし…そしてリザルトが付いて来た。前のレースではタイヤ選択に問題があったが、ここでは全てが完璧だったね。今回が分岐点になることは確実ですよ。トップアスリートにはよくあることでね。結果と共に成長していくんです。自分自身が納得し、確信を持てるかどうかと言う話で…だから、リザルトは本当に重要なんですよ。」
★5月3日(日)モトGP決勝レースで、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティファクトリー)がスタート直前にローンチコントロールボタン(青色)を押す代わりに、誤ってマッピングをウェット用に変更させてしまった(黄色)。
このマッピングの変更ボタンは左ハンドルにあり(下記写真:5種類のボタンがある)、レース中にライダーが誤って押してしまわないよう、4秒間押し続けなければ起動しないシステムにしてあるのだが、ウェットモードを解除するには、時速5km以下で走行する必要がある。
ウェットモードになっていても最大パワーはそのままだが、加速時のエンジンパフォーマンスが落ちてしまう。
★5月2日(土)のモトGP予選1の最中、ジョニー・エルナンデス(ドゥカティ・プラマック)がしばらくコース内に留まり、誰かのスリップに入ろうと待ち構えていたため、その後、危険行為ライセンスに1ポイント科せられた。
★モトGP決勝レースで、スズキはアレイシ・エスパルガロが首位と35.445秒差で7位を獲得していた。
エスパルガロ選手のコメント。
「全体的に見て、もっと良い結果が出せるようなポテンシャルがあるんですよ。パワーの問題ではなく、コントロールの問題で…特に電制システムレベルですね。」
★5月4日(月)のヘレス公式テスト後、スズキのアレイシ・エスパルガロが次のように話していた。
「ポジティブな1日でした。トラクション改善に励み、今あるマテリアルの長所短所を理解するようにしてました。このテストのお陰で、レースではフロントに固めのタイヤを履いた方が良かったんじゃないかって事がわかりました(※レースではフロントがミディアム、リアがソフト)。でも、重要なのはトラクションに対する自分のフィーリングを上げられたことですね。
電制レベルでも新パーツを試しました。それから新スイングアームも試して、けっこう情報を収集したし。現時点では、うちのパッケージはかなり戦闘力が高いし、もはやパワーの問題ではなく、今あるものをフル活用できるかどうかの問題だと言うことだと思ってます。
エンジニア陣と共に、今後、進んでいくべき道を見つけられました。この方向に進んだら、今後、面白いことになると思いますよ。」
★今シーズン、シートを失っていたマッティア・パジーニがムジェッロGP(5/31)で、チーム・グレジーニよりモト2クラスにワイルドカード参戦することとなった。なお、まだ公表はされていない。
パジーに選手は5月6〜7日、アラゴンサーキットでのテストに参加している。テストでは同チームからモト2クラスに参戦しているシメオン選手のセカンドマシンを使用した。
★モト3決勝レース終盤、既にチェッカーフラッグが振られた後、カレル・ハニカがホアンフラン・グェヴァラに衝突し、グェヴァラ選手は右鎖骨を骨折した(プレート挿入手術を要するレベル)。
これによりハニカ選手はレースディレクションから危険行為ライセンスに5ポイントが科せられた。なお、既に2ポイントあったため、計7ポイントとなり、ル・マン次戦ではピットレーンスタートとなる。
グェヴァラ選手のコメント。
「実のところ、一体なにがあったのか正確には分からないんです…レース後のカレル・ハニカのリアクションも知らないし。最終ラップの第9〜10コーナーで僕は2人抜いて…そのうちの1人がハニカだったんです。彼と少し接触はあったけど、特になんの問題もありませんでした。チェッカーフラッグが切られた後…直線コースの終わりで、僕は減速していて…そしたら突然、誰かが僕のペダル辺りにぶつかってきたのに気づいて…それがハニカだって分かっても、一体なにがどうなってるのかは分からなかったんですよね。」
なお、レース後、ハニカ本人からもチームからも同件についてのコメントはなかった。
また、グェヴァラ選手は5月4日(月)、骨折した右鎖骨の手術を受け、翌5日からリハビリを始めている。ル・マン次戦(5/17)に参戦の意思を見せている。
(2015年05月02日『Moto.it』記事参照)
(2015年05月03日『Moto.it』記事参照)
(2015年05月05日『Omnicorse.it』記事参照)
(2015年05月07日『Gpone』記事参照)
(2015年05月03日『Gpone』記事参照)
(2015年05月06日『Gpone』記事参照)
(2015年05月08日『Motograndprix』記事参照)
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下の方でお尻かいてるみたいなのはなんなんでしょうか?
1コーナーをターンするホルヘと、
ピットレーンを走るヴァレだと思います。
ピットレーンを走ってる?んですね。変なタイミングで写真に写ってしまったんですかね。張り付いちゃったパンツでも剥がしているのかと思いましたよ。
アレイシって関西方面の出身なのかな?w
キャッ(笑)!
画像のドゥカティ、ホンダのグリップラバーですよね?
もしかして3年前のロッシのマシンかな?