『エスパルガロ:自分より10秒遅いライダーを抜くのは難しい』
★2015年鈴鹿8耐レースで優勝を果たしたポル・エスパルガロが、次のように語った。
【モトGPとは違う…でも、実に価値の高いレースで優勝した感想は?】
「まぁ…スゴく特別な感じですね…いつも自分が慣れ親しんでるレースとは本当に違うものだし、本当にいつもとは違うレース・ウィークエンドでした…マシンも新しいし、メカニックも新しい人達だし…全てファクトリーですしね。プレッシャーは凄かったですよ…好結果を出さないといけなくて…皆さん、本当に真剣だったもんですから…モトGPよりも真剣でしたね。ちょっと部外者って気分になるもんなんですよ…でも、すべて本当に素晴らしかったし…それに、表彰台に立つって凄いことなのに、優勝できたなんて信じられないですよね…一生思い出に残るようなことなんじゃないんですか。」
【ヤマハの偉い人達は何て言ってた?】
「僕らが成し遂げた事について、皆さん、本当に喜んでました。チーム全体に僕らライダー3人、チャンピオンになるために頑張って…かなり良い仕事ができました…他の選手らよりもかなりの好リズムでもってね。」
【これでヤマハ・モトGPの契約を更新してもらえそう?】
「まぁ…それは別の話なんで…鈴鹿入りする前、ヤマハからのオファーもあったし、他のチームからも来てたし…まぁ、もっと考えないと。今回のリザルトは本当に喜んでもらえたし…それに、コースレコードも出したでしょ…PPで。がっちりとした走りこみはほとんどしてなかったし…着いた時は、マシンの事もほとんど知らない状態だったし。うちは速かったですよね…優勝できて、PPも取れて…それで皆さんにも喜んでもらって…でも、モトGPの方はそれとは関係ないんで…また別の世界のことだから。」
【今回のレースでは何が一番難しかった?】
「一番難しかったのは、自分より10秒も遅いライダーを抜くことでした…そう言うライダーは、本人もどう進んで良いのか分からないんですよ。モトGPレースの終盤だと遅いライダーでも、自分より1周3秒以上遅いってことはないんです。1ラップ2分だと、3秒は大したことはないから。
でも今回は1周10秒以上遅いうえ、走行ラインのことも良く分かってないみたいで…これは本当に危険でしたね…何をしてくるものか、こっちは見当もつきませんから…どの走行ラインなのか予想できない…まぁ、何をしでかすか分からないんで。だから、レースの間ずっと必要以上に忙しくしてないといけなくて…これは疲れますよ。全ライダーの全行動に気を配ってないとならないんだから。」
【1番長かった出走でどのぐらい?】
「毎回、1時間の出走で…大体28ラップぐらいですね。」
【体力的には重労働で…】
「そうですね…重労働です。普通のサーキットで1時間走るのもキツイんですけど…でも可能でしょ。問題は鈴鹿の気温で…驚異的なんですよ。本当に暑いんです…マレーシア以上なんですから。湿度なんか、最高何度だったのか…信じられないぐらいですよ。凄い湿度で、暑さだけでも体に悪いって感じで…マシンで走るのは厄介でしたね…路面温度が61度なんですよ。マレーシアの最高気温の時でも、路面は55〜56度ですからね…鈴鹿は61度だったんですから。午後1時半の暑さなんて、もう信じられなかったですね。」
[ 後半に続く ]
(2015年07月27日『AS』記事参照)
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【鈴鹿8耐、ストーナー転倒まとめ】
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MotoGP.com にて、とても格好良くまとめてくれてある今年の8耐のビデオがありますが、
このバックの音楽がShazamの検索にひっかかりません。
どなたか曲名か引用元をご存知でしょうか?それともこれはこのビデオの為の音楽を作ってあるからでしょうか?
>yazminさん
Shazamで拾えないとすると、MotoGPオリジナル楽曲のひとつなのかもしれないですね。
公式コンポーザーはDavid Giroという方ですが、もしかするとこの方の曲かも知れません。
Youtubeでも彼の曲が公開されていますので、調べてみてはいかがでしょうか。
ほとんど助けにならないコメでごめんなさいね。
でもあの曲はなかなかクールですよね。
りゅ様、
公式コンポーザー名、ありがとうございます。これをキーワードに探してみます。
打ち込みのループなんですが、長い耐久レースのドラマと忍耐にすごくはまってるなぁ、と印象に残りました。