『ストーナー:ロッシはセパンで自制心を失った』
★ケーシー・ストーナーが『MCN』のインタビューで、次のように語った。
★上記写真はテキサスにて、アドリアーナ夫人およびベン・スピーズ夫妻と。
★ストーナー元選手のコメント。
【2015年シーズンについて、どう思う?】
「ヴァレンティーノ(ロッシ)は実に素晴らしいシーズンを送りましたよ…開幕戦から、あんなレベルのライディングが見られるなんて、多分、誰も思ってもいなかったんじゃないんですか。でも、ホルヘ(ロレンソ)が今回のタイトルに相応しかったってことは絶対ですけど。彼の方が良いライディングをしていたし、レース優勝も多かったし。」
【最後までプレッシャーに打ち勝って…】
「ヴァレンティーノが最後尾スタートじゃなかったとしても、ホルヘはタイトルを取っていたと思いますよ。
過去の統計数字で興味深いものがありますよね。ヴァレンティーノがヴァレンシア最終戦までタイトル争いをもつれ込ませたのは2回しかないし、そこでタイトルを逃してしまったのも2回ですよね…2006年と今年と。
ずっとヴァレンティーノはポイントをかなり引き離して総合優勝を決めてきましたよね…それか、最終戦の1戦前には獲得していた。でも、2015年のホルヘは、まさにシーズン終盤に向けて強くなっていきました。だから、もしヴァレンティーノのペナルティ(※最終戦で最後尾スタートとなった)がなかったとしても、タイトルを取っていたと思いますよ。」
【セパン決勝戦で起きたような事が、実際に起きると思ったことは?】
「セパンの時、(ロッシが)ストレスだったのは良く分かりますよ…でも、あそこで自制心を失ってしまった。経験豊富なんだから、もっと懸命なものの考え方をすると思ってたんですけどね。ヴァレンティーノは自分でタイトル争いをメチャクチャにしてしまったんですよ。」
【ヴァレンシア最終戦でマルケス選手はロレンソ選手を攻める気がなかったように見えたが…】
「ホルヘのように強いライダーがヴァレンシアみたいなコースで好みのラインを掴んでしまったら、かなり倒しにくいでしょう。この「かなり」って言うのは、本当に「かなり」なんですよ。…本当に抜きにくくなってしまう。確か、ここ最近のヴァレンシアでは9戦中5戦で、首位を走り続けたライダーが優勝してきてたはずですよね。マルケスがホルヘをめためたに攻撃できるほど接近できたことは一度もなかった。もし攻めて、コースアウトでもさせていたらどうなっていたかなんて、想像つきますよね。タイトル争いのあの時点で、憎しみの感情がどの程度のものだったかなんて…あえて考えはしませんけどね。」
(2016年1月09日『Gpone』記事参照)
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至極まっとうな批評だと思います。
>もし攻めて、コースアウトでもさせていたらどうなっていたかなんて、想像つきますよね。
今年はマルケス自らチャンプ争いをして最終戦の同じ状況でどんな相手であっても激しいライディングを見せて欲しいね。
抜き難いヴァレンシアでもブチ抜く、それこそが天才マルケスの本領発揮だと思ってます。
しかし、ホントにストーナー節は相変わらずですね(笑)我が道を行く
客観的立場としての意見だからか素直に聴けてしまう。
かつては無理だった。
GPファンとして、観る側の質も問われますね…自分にとほほです。
スポットとは言え待望のマルケス対ストーナーが観れる!
個人的には今年一番の楽しみです!
でもチャンピオン争いをしているライダー達を
>攻めて、コースアウトでも~
ってのだけはアキマヘン・・・また遺恨が残る(×_×)
ほんとベンスピ夫妻と仲いいんだなぁ、ケーシー&アディ^^
コメントは特に毒舌ということもなく、元ライダーとしての普通の見解を述べているように思えますね・・・
あれ?愛娘はどうしたの?