『タイヤ欠損、ミシュランを批判するのは筋違い』リヴィオ・スッポ

『スッポ：ミシュランへの批判は筋違い』

★8月21日（日）のブルノ・モトGP決勝戦では、フロントタイヤ（※ソフト）の一部が欠損する事例が複数発生し、ミシュランが批判されている。

★ホンダのリヴィオ・スッポ氏（チームマネージャー）が次のように反論した。
「ミシュランに対する批判を数多く読んだが、不当に思いますね。
安全にレースができるタイヤはあったわけでしょ。ただ不幸にも、ウォームアップが大雨になり、誰もそれを試すことができなかったと言うことで。そのうえ、コースが乾いていくと想定してレースが始まってしまった…（多くの選手が）完走できないかもしれないようなタイヤを履いてね。ミシュランに責任を押し付ける気にはなれませんよ。タイヤを間違えたと言う話ではないでしょう。」

★スッポ氏によれば、タイヤ欠損が発生したのは一連の理由によるもので、確かにハードタイヤを選んだ選手は問題なくゴールしている（※クラッチロー選手など）。
スッポ氏はレースを振り返り、次のようにも話した。
「皆、必ず『フラッグ・トゥ・フラッグ』になると思っていたわけです。ライダーに向かって、試したこともないタイヤでレースに出ろとは言えないものでしょ。今になって思えば、ハードタイヤのテストに20分設けるべきだったのかもしれないが、レース前は、なかなかそうもいかないものでね。」

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「たとえタイヤが明らかに破損していても、それなりの速度で走っている選手を止めるのはかなり難しいことです。あとから、ああでもないこうでもないと話すのは簡単でね。この手の事例が発生した場合、どのように対処すべきか冷静に話し合う必要があるでしょう。こう言う異常事態は初めてですから、再発の場合に備え、話し合っておく価値はありますね。もし100％の安全を考えるなら、全選手を止め、再スタートさせる必要があるでしょう。」

（2016年08月23日『Gpone』記事参照）

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