『ロッシ:うちはバカタレだった』
★10月21日(金)、フィリップアイランド戦FP1でヴァレンティーノ・ロッシが2位を獲得したが、本人とチームによるミスのため20位に降格された。
★ミシュランでは今回、フロントのエクストラソフトタイヤの使用を最高10周までと規定していたが(※出走およびボックス帰還の周回も含む)、ロッシ選手は計11周走行してしまった。
★また、ロッシ選手は当GP開催を気温の高い春先に変えるべきだと主張している。
★ロッシ選手のコメント。
「ここでの開催はシーズン開幕時にするべきでしょうね。何度もエスペレータ(※ドルナ代表)にそう言ってきたが、オーガナイザーがF1(※3月にメルボルンで開催されている)と同じなんで日程を変えたがらないんですよ。でも例えば、日本なんかモトGPとF1が1週間差で開催されているし、モンツァF1とモトGPミザノ(※両方イタリア)だってそうでしょ。もう6年も前から日程を変えてくれと頼んでいるが…もしかしたら、メーカー全社で要請した方が良いのかもしれませんね。誰にとっても、その方が良いのに。こうやって(10月に)追いやられたままでは、レースの危険も多いってもんですよ。」
【ここは他のコースよりも危険?】
「通常のコンディションなら危険はありません。ただ、路面温度10度なら危険ですね。明日の予報によれば、また雨だって言うし…でも、日曜日は晴れだろうって。こう言うのも問題になりかねないんですよ。つまり、スリックタイヤを試さないうちに本番になるわけだから。」
【話は変わって、タイヤの方は…】
「(エクストラソフトタイヤの)規定の解釈を誤りました。出走の際とボックス帰還の周回は数えないものだと思ってたんです。うちがバカタレだったってとこですかねぇ。」
【ミスはともかく、エクストラソフトの履き心地は?】
「良いですよ。こう言うコンディションには然るべきタイヤですね。ミシュランではブルノのような一件を回避したいようだが、あの時は気温30度だったし、路面も乾いてきていたし…。
今回は状況が全然違いますからね。11周走ったってタイヤは新品みたいだし、レースでも使えるでしょう。僕は以前使ったことがあって知ってたから履いたんです。ザクセンリンクとブルノで履いたが、問題なかったですよ。僕がこのタイヤにしたのは安全のためであって…他のタイヤの方がリスクが高いから。」
【ドヴィツィオーゾ選手が、(ミシュランは)まず試してみて、そのデータをもとに決断すべきだったと言っているが…】
「僕もそう思います。」
(2016年10月21日『Moto.it』記事参照)
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