2017 セパンテスト【モトGP：1日目リザルト＆トピックス】

『2017 セパンテスト：1日目リザルト＆トピックス』

★1月30日、セパンテスト初日。午後4時に激しいにわか雨となり、レインタイヤ作業を行う選手以外は予定より2時間早く終了した。それまでの天気は気温もまぁまぁで、セパンにしては良好。

★首位ケーシー・ストーナー（ドゥカティ・テストライダー、1:59.680）。終始、柔らかめタイヤを使用。先週、既に同コースでテストを行っている（しかし、僅かしか走っていなかった）。

★2分を切ったのは首位〜2位の2名のみ。

★2位アンドレア・ドヴィツィオーゾ（ドゥカティファクトリー、+0.117）。昨年のセパン戦で優勝している。本人も「簡単に好タイムが出てくれた」とコメント。ウィングなしのＧＰ16機で走行し、ＧＰ17機に乗り換えた途端、雨で終了となった。
チームメイトのホルヘ・ロレンソは17位（+1.669）。同機には昨年のヴァレンシアテストでの2日間しか乗ったことがない。
ロレンソ選手のコメント。
「こんなに苦労するとは思っていなかった。この9年間乗ってきたマシンとは、操縦方法が完全に違うんです。ヤマハ機だともっと早くにブレーキを緩め、コーナーを滑らかに走っていけるが、ドゥカティ機はもっとアグレッシブなハードブレーキングなんですよ。」

★3位マーヴェリック・ヴィニャーレス（ヤマハファクトリー、+0.449）。昨年11月、既に同コースでのテストしている。
チームメイトのヴァレンティーノ・ロッシは8位（+1.014）。体調不良で2時間ほど遅れて来た。
ロッシ選手のコメント。
「酷い頭痛だったんで、部屋を真っ暗にして安静にしてました。2時間ほど無駄にしてしまった。」
両選手ともペースも良好で、安定感もハイレベルだった（特にヴィニャーレス選手）。全体的にヤマハ機の戦闘力が高そう。

★4位アルヴァロ・バウティスタ（ドゥカティ・アスパー、+0.454）。本日のサプライズ。速攻でドゥカティ機に馴染んでいる模様。2分01秒台を14周出していた。
チームメイトのカレル・アブラハムは21位（+2.246）。

★5位アンドレア・イアンノーネ（スズキファクトリー、+0.809）。スズキ機に馴染んでいる模様。
チームメイトのアレクス・リンスは20位（+2.210、ルーキー）。昨年ヴァレンシアでの事故以来、少しずつマシンに慣れるようにしている模様。
昨年、スズキ機に乗っていたヴィニャーレス選手も「去年、うちはここでの戦闘力はかなりのものだったから」と言っている。

★6位カル・クラッチロー（ホンダＬＣＲ、+0.889）。

★7位ジョナス・フォルガー（ヤマハテック3、+0.963、ルーキー）。本日のサプライズ。昨年11月、既に同コースでＭ1機のテストをしている。
チームメイトのヨハン・ザルコは14位（+1.544、ルーキー）。

★9位マルク・マルケス（ホンダファクトリー、+1.058）。
チームメイトのダニ・ペドロサは13位（+1.290）。
ホンダは新エンジン（※長い横出しマフラーで、明らかに音が異なる）のテストが雨で中断された。
マルケス選手のコメント。
「他と比べ、うちはまだ加速で遅れているし、確かに電制システムのセッティングレベルでの作業が山積みですね。明日は2017年版マシンのみの作業をして、様子を見てみます。」

★10位エクトル・バルベラ（ドゥカティ・アヴィンティア、+1.063）。
チームメイトのローリス・バズは18位（+1.672）。

★11位ダニーロ・ペトルッチ（ドゥカティ・プラマック、+1.170、ＧＰ17機）。
チームメイトのスコット・レディングは12位（+1.173、ＧＰ16機）。

★15位アレイシ・エスパルガロ（アプリリアファクトリー、+1.592）。昨年のヴァレンシアテストが好調だったので、少々期待はずれ。
チームメイトのサム・ロウズは26位（+3.263）。

★16位ポル・エスパルガロ（ＫＴＭファクトリー、+1.658）。
チームメイトのブラッドリー・スミスは27位（+3.353）。

（2017年01月30日『Gpone』記事参照）
（2017年01月30日『Moto.it』記事参照）
（2017年01月30日『Motorsport.com』記事参照）

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