『ロッシ:10回目タイトル希望、子供が欲しいが難しい』
★ヴァレンティーノ・ロッシが2月16日、38才の誕生日を迎えた。また、3月には22回目の世界選手権参戦が控えている。
★ロッシ選手のインタビュー。
[ 前編はこちら ]
【ニコ・ロズベルグは31才で引退したが…驚いた?】
「がっかりですよ。気に入らないですね。理解できませんよ。まぁ、僕みたいなのにそう言うことを訊かれても…コメントは控えますってとこですかね。信憑性いまいちの行動の結果がどうなるのか様子を見ていきましょう。」
【ロッシ選手は現役続行中なわけだが、プライベートの方は何か変わった?】
「変わりませんねぇ。いや、まぁ、ちょっとは変わったか。以前よりも早寝早起きになりました。それでも、どんちゃん騒ぎがある時は、ほぼ参加してますけどね。」
【国民投票(※イタリア現職首相の信任投票)には行った?】
「行きませんでした。イタリア国外にいたんで。まぁ、どちらにしろ投票はしなかっただろうけど。複雑な問題について意見するようなことはしたくないんですよ。実のところ、ずっとレースのことばかり考えてるものだから。レースに出てる以上、そうすべきでしょう。」
【ロッシ選手を応援する若者達の方はずいぶんと変わってきたが…皆、情報はネットからになってしまって…】
「そうならないよう、僕は注意してるんですよ。Facebookは友人とのコミュニケーションにだけ使うようにしてます。3分おきに全てを掲載してくるもんだからムカついてしまって。今起きた…機嫌が悪かった…雨が降ってるって…モルジブで休暇中だろうが、美人の彼女とドライブしていようが、常に誰かが割り込んでくるでしょ。もう、いいかげんにしてくれって感じですよ。」
【彼女と言えば、真剣交際は少ないのでは…けっこう長期間付き合っては別れているが、いまだにお試し期間中?】
「笑える話だけど、どうもいつもそんな感じですよね。きちんと交際して、上手くいくかどうかを判断するわけで…僕もそうしてるんだけど、結果が思わしくないんですよ。交際が長く続くのは、愛情からとか情が湧いてきたりとか、関係に慣れてしまったために別れにくくなるからです。数ヶ月もすると盛り上がりは薄れていくものだと思いますね。ちょっとこう言う話は上手いこと仕上げて下さいよ。と言うのは、なんかマチズモ(男性優位主義)みたいな話に聞こえるでしょ。僕は絶対にマチズモではないから。
まぁ、とにかく、うちの両親は正真正銘、僕を自由に育ててくれたんです。だから、そう言う自由な空気に慣れるのは女性には難しいでしょう。いざそうなったら、僕の方で受け入れがたいだろうし。」
【母上の家の近くに自宅を建てられ、緊密な関係を維持しているようだが…まだまだ自分は息子なんだという感じ?】
「いやいや。母ステファニアは独身ですからね。母とはちょっと旅の道連れって感じですかねぇ。絆は強いけど、普通のものですよ。」
【知的で情熱に満ち、成功し、楽しんでもいる…まだ他に夢はあるの?】
「ずっと勝ち続けていくこと、前の方にいること、10回目タイトル獲得を目指すこと。子供を作ること。男の子が1人欲しいんですが、今はちょうど良い時期なんじゃないかと思うんですよ。」
【しかし、相手がいないことには…妻となり、子供の母となる女性が…】
「ハハハハハ、そうなんですよ。そこがちょっと問題なんですよね。作戦を練り直す必要があるみたいで。」
【レースに向けては準備万端?】
「ええ、万端ですよ。これまで同様、これまで以上にね。レースに出るのは、つまり、未来について考えると言うことですから。」
[ 完 ]
(2017年02月27日『Corriere della Sera』記事参照)
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ロッシが親について語るときはいつもうらやましいような気になってしまいます。
子どもは男の子がいいんですね、バイク教える気満々ですね、自分がそうしてもらったように。