『ロッシ:なにか奇跡でも起きてくれたら』
★3月12日(日)、モトGP公式カタールテスト最終日をヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が11位で終えた。3日間総合は6位。
★チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは首位(3日間総合も首位)だった。
★ロッシ選手のコメント。
「今日の方が苦戦してました。遅くなってしまってね。昨日のセッティングを使ったんですが、昨日のように速くならなくて。トラックのコンディションが変わったんです。砂が増えてしまって。」
【解決策は?】
「実際のところ、どうしたらこのマシンが速くなるか分からないんですよ。時々、昨日みたいに上手く行くけど、常に今日みたいに苦戦してしまって。あとはデータを見て、今後の手を考えていくしかないですね。」
【チームメイトのヴィニャーレス選手はどんどん速くなるが…】
「僕の高速ラップの時、ヴィニャーレスに遭遇したんですが…唯一、むこうがゆっくり走ってた時に追いつけたってことですよ(冗)。もしかしたら、もう0.2秒は速く走れたのかもしれないが、昨日みたいなタイムを出すのは難しかったでしょうね。」
【レースシミュレーションもしていなかったが…】
「ペース面でそれほど速くないことは分かってたんで。上手いこと乗れてなかったし。ヴィニャーレスの方は強い走りをしてましたよね。多分、僕より0.8秒のマージンがあるでしょう。あまりポジティブな日だったとは言えませんね。」
【これが最後の冬季テストで、もうすぐ開幕戦だが…】
「残り2週間でなにか奇跡でも起きてくれないですかねぇ。それか、他の答えが見つかるとか。何をすべきかは重々承知してるが、三味線を弾きたくなってしまったんです(笑)。実のところ、ヤマハM1機の2017年版はこれまでのとは別物で、最大限に機能させるにはどうしたらいいのか、いまだに理解できないんですよ。」
【ヤマハM1の型落ち機に乗ってるフォルガー選手が好調だが…】
「これまでのテストで、そのマシンだとタイヤの消耗が心配だったんです。でも、フォルガーは2016年版でかなり強い走りをしてるんですよね。ただ、もう後戻りはできないから。間に合いませんからね。」
(2017年03月12日『Gpone』記事参照)
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