『2017 カタール モトGP FP3トピックス』
★3月24日(金)、カタール戦 モトGPクラスのFP3が行われた。
★首位マーヴェリック・ヴィニャーレス(ヤマハファクトリー、1’54.834)。FP2では転倒。FP総合首位(※FP1タイム)。
チームメイトのヴァレンティーノ・ロッシは13位(+0.956)。タイムアタックの際、電制システムに問題が生じ、ボックスに戻らなければならなかった。FP総合10位(※FP2タイム)。
★2位アンドレア・イアンノーネ(スズキファクトリー、+0.014)。同タイムは柔らかめタイヤで記録。FP総合2位(※FP3タイム)。
チームメイトのアレックス・リンスは15位(+1.415、ルーキー)。FP総合18位(※FP2タイム、予選1行き)。
★3位ヨハン・ザルコ(ヤマハテック3、+0.174、ルーキー)。FP総合4位(※FP3タイム)。
チームメイトのジョナス・フォルガーは12位(+0.879、ルーキー)。第4コーナーで転倒。FP総合8位(※FP2タイム)。
★4位アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー、+0.208)。FP総合5位(※FP3タイム)。
チームメイトのホルヘ・ロレンソは9位(+0.627)。FP総合12位(※FP3タイム、予選1行き)。
★5位ダニ・ペドロサ(ホンダファクトリー、+0.279)。FP総合7位(※FP3タイム)。
チームメイトのマルク・マルケスは7位(+0.462)。最後の出走ではフロントにハード、リアに柔らかめタイヤを履いた。FP総合3位(※FP1タイム)。
★6位カル・クラッチロー(ホンダLCR、+0.377)。転倒。FP総合9位(※FP3タイム)。
★8位ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・プラマック、+0.601、GP17機)。第10コーナーで転倒。FP総合11位(※FP3タイム、予選1行き)。
チームメイトのスコット・レディングは17位(+1.828、GP16機)。セッション終盤、第2コーナーで転倒。FP総合6位(※FP2タイム)。
★10位アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー、+0.800)。FP総合15位(※FP3タイム、予選1行き)。
チームメイトのサム・ロウズは19位(+2.020)。FP総合21位(※FP3タイム、予選1行き)。
★22位ポル・エスパルガロ(KTMファクトリー、+2.796)。FP総合22位(※FP2タイム、予選1行き)。
チームメイトのブラッドリー・スミスは23位(+2.820、最下位)。FP総合23位(※FP3タイム、予選1行き)。
★予選2直行はヴィニャーレス、イアンノーネ、マルケス、ザルコ、ドヴィツィオーゾ、レディング、ペドロサ、フォルガー、クラッチロー、ロッシ(FP総合順位順)。
(2017年03月24日『Gpone』記事参照)
(2017年03月24日『Motorspot.com』記事参照)
『2017 カタール モトGP FP3リザルト』
『2017 カタール モトGP FP総合リザルト』
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各ライダーのコメントをピックアップしてまとめました。ドビとダニがあまり述べてない。
コースコンディションが酷かったみたいですね。砂埃かな。その中でプッシュするライダーとそれほどでもないライダーに分かれたようです。レース前に清掃するのかな?
タイヤも誰が何を履くのかが話題になりそう。タイヤに関してはロッシとロレンソがいろいろ述べている。
今のところ、絶好調なのはビニャだけかな。各選手、それぞれ問題を抱えている感じ。
コースコンディション
FP1 (気温22度 路面温度22度)
(ラバット)気温が低く風も強い。コース上に汚れがあり、路面状態が悪い。
(ドビ)リアのグリップが問題で耐えすドリフトしてコントロールが大変だった。他のライダーも同じ状況なのでトラックの問題だ。
FP2 (気温22度 路面温度25度)
(ヤマハ)セッション前に雨が降り、ライダーにとってはタイム更新が難しい状況。
FP3 (気温22度 路面温度22度)
(マルケス)風が強かった。
(ビニャ)トラックはテストの時とくらべてグリップが少ない。理由はわからないが周回ごとにトラックの状態が悪くなっていった。100%走りを発揮できなかった。
タイヤの選択
(ロレンソ)タイヤの選択は重要な決断となる。ソフトタイヤはレースでは柔らかすぎる。でもミディアムは少し硬い。ハードタイヤでフィーリングが得られない。ソフトは良かった。
(ラバット)コーナーリング中にタイヤ(ソフト)が動く感じがある。
(ロッシ)フロントタイヤ(ソフト)が動く。ソフトタイヤが良くなり、プッシュできてコンマ数秒タイムを伸ばせた。フロントのフィーリングは、新しいタイヤが少し柔らかすぎて良い感じがない。新タイヤはコンパウンドもカーカスもこれまでより柔らかい。ブレーキングで暴れて高速でコーナーに入っていけない。レースではフロントにハードを履きたいがコーナーの進入の素早く入る問題がある。ソフトタイヤでレースを走り切るのは難しい。ミディアムタイヤを検討。自分は安定したタイヤを好む。テストでも新フロントタイヤで大勢が好タイムを出す一方で、転倒もけっこう多かった。かなり暴れるから。それに慣れている選手もいれば、そうでない選手もいる。
(ノーネ)ソフトタイヤの方がバイクの特性に合うようだ。
マルケス
(FP1談)テストのときと比べると非常に良くなった。よいフィーリングがある。テストとは違う設定で作業を進めて良い結果になった。おもに電子制御。
(FP3談)フロントの信頼感が十分でない。自分のライディングスタイルでは重要だ。このトラックでは難しい。コーナー立ち上がりを良くしたい。
ビニャ
(FP1談)テストから何も変更していない。テストで苦しんだセクター2がとても良くなった。非常によい感じ。
(FP3談)転倒したが、コーナー進入で、バイクを立たせて遅いブレーキングが賢明。ソフトタイヤを履いたときのフィーリングがあまり良くなかったので限界までプッシュせず。ハイペースをキープすることに集中。マシンは絶好調。あとはグリップ感の向上だけが課題。
ロッシ
(FP1談)試していなかったシャーシをテストする。レースペースとフロントのフィーリングが課題。
(FP3談)FP2は速かった。セクター3で苦戦。FP3で設定を大きく変更。FP2での問題は解決。バイクを理解し始めている。グリップ不足に苦しむ。コーナー進入で十分な速さがない。
ノーネ
(FP3談)FP1では、方向性を見つからずにポジティブな面を生かせなかった。FP2からFP3でセッティングを変えて別のマシンになった。以前のものに戻した。セパン以降の作業に問題があり、フロントに苦労した。いまは、速くなり安定した。レースペースを良くしたい。コーナーの立ち上がりでリアのグリップを良くすることが重要。コーナーの進入はこのトラックはベストだ。エンジンの持てるパワーのすべてをフル活用していない。
ロレンソ
(FP2談)コーナーの立ち上がりは、他と比較して遅くはない。コーナーの進入がよくない。ドカ勢の中では、自分のライディングスタイルは、タイヤの消耗が少ないはずだが、タイヤの性能が低下する。
(FP3談)コーナーの進入が良くなったけど、旋回が少し悪くなった。もっと自信を持ってコーナーの進入ができるようにトライしたい。ペースを安定させることが重要。その後に1周タイムを速く走る方法を見つける。走るたびに良くなってきている。
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マッシモ・メレガリ カタールテストの話し
重量配分という解決策を見つけたんです。ヴァレのポジションを少し動かすことによって上手くいきました。ここでは燃費が非常に重要になります。タイヤライフに関しても改善しました。
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2017m1は、重心を前に移動させたのかな? それでリアタイヤの消耗を改善させた。で、ロッシがライディングスタイルや設定で苦労しているのかもね。新タイヤの問題も大きいかな。
あっ、あの…
あくまでも、ここは読者さんのためのコメント欄なんで…
読者さん自身のコメント中心でお願いします。
すいません。以後、気をつけます。