『イアンノーネ:ドゥカティ機と比べると遅い』
★3月24日(金)、カタール開幕戦FP3でアンドレア・イアンノーネ(スズキファクトリー)が2位を獲得した。FP総合2位。しばらく前から不調が続いていた。
★イアンノーネ選手のコメント。
「当然のことながら、満足してますよ。良い仕事ができたんでね。最後のテストの後はフロント問題のせいで、けっこう心配になってたんですよ。かなり大きな障害だったから。今日までコンポーネント1つしか変えてなかったんで、以前のソリューションに戻してみることにしたんですよ。それだけで自信が戻ってきたんです。」
【しっかりとした一歩を進めたのでは…】
「FP2からFP3でセッティング的には別のマシンになりました。重要な改善がフィードバックされましたね。マシンは速くなったし、安定もしてきたし。もちろん、まだまだ作業は山積みですけどね。」
【速くなったのは荷重バランスか出力の問題と言っていた?】
「僕的には、いつも遅いような感じなんですけど(冗)。ドゥカティみたいに速いマシンから乗り換えるとね。スズキ機はまだ問題がありますよ。持てる馬力の全てをフル活用してないんです。」
【タイヤに関しては?】
「レースまで様子を見ていきますよ。」
【最悪な時期は過ぎ去った?】
「フロントにはかなり苦労しました。あいにく、セパン以降の作業で脱線して行ってしまって。その結果、好タイムが出せず苦労しました。まぁ、今は満足ですけどね。辛抱して頑張ったら、希望通りのポジションになれたんだから。あとはレースペースを伸ばしていかないと。そこが1番でしょ。」
【1周タイムの戦闘力はかなりのものだが…】
「今日は悪い出来じゃなかったですね。でも、昨日は新タイヤで酷かったから。すべては自信の問題なんですよ。自信がなければ然るべきプッシュができないから。今日の午後は、自信が感じられるマシンになってましたね。」
【ロレンソ選手の予選1行きには驚いた?】
「みんな、びっくりでしょ。ただ、マシンを乗り換えたわけだしね。」
(2017年03月24日『Gpone』記事参照)
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