『ドヴィツィオーゾ:まだまだ物語は終わらない』
★11月11日(土)、ヴァレンシアGPでアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー)が予選を9位で終えた。3列目スタートとなる。
★マルク・マルケスはPPスタートであり、ペースも最高である。ドヴィツィオーゾ選手はレース優勝しない限り、タイトル獲得のチャンスはない。
★ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
「ヴァレンシア入りする前からタイトル獲得は充分に不可能だったけど、まぁ、その『充分に不可能』ってところに狙いを定めないと。」
【驚いてはいない?】
「すべて想定内ですね。今のところ、僕は最速ライダーの中には入ってないが、そうなるよう作業を進めてるんで。」
【ドヴィ選手のレベルは?】
「僕が思うに、表彰台争いができるぐらいのペースは出ています。でも、最大限にスムーズな操縦をしなければ。まだけっこうアグレッシブなんですよ。レースに向けては駄目ですね。
マルケスがかなり速いが、ペドロサ、ロレンソ、ザルコもそうでしょ。あと、イアンノーネも加わってくるだろうし。ここまで容易ではなかったけど、でも、諦めませんよ。」
【あと何が必要?】
「リズムをあと0.2〜0.3秒削っていかないと。ここは特殊なトラックで、プッシュしているとアッという間に限界を超えてしまうんですよ。実際、転倒が多発していたでしょ。だから、スムーズな操縦を目指してるんです。いつもそのせいで予選では好タイムを出せないんですよねぇ。」
【状況は絶望的?】
「最高とは言えませんね。僕自身、体力面が100%じゃないんですよ。まるでインフルエンザの初期症状みたいな感じなんです。でも、ここのトラックでの各評価がどんなものかは分かっていたし、去年に比べたらトップ陣に接近できてますから。ただ、まだ充分ではないですけどね。」
【そして…】
「まだまだ物語は終わらないってことですよ。厳しいってことは覚悟してましたから。FP4でのペースは上から4番目だったから、そう悪くはないでしょ。」
【グリッド9位スタートだと…】
「速くなれたら、それほど大きな問題ではないんでしょうけどね。レースは30周あるんだし、違いを出していくことはできるでしょう。」
【1列目にザルコ&イアンノーネ選手がいるから、マルケス選手もスタートについて色々と考えているようだが…】
「ザルコとイアンノーネは全体的に皆の邪魔をするから。マルケスだけを邪魔したりはしませんよ(笑)。彼らのアプローチは心得ているし、皆、気をつけているでしょ。」
【マルケス選手はどんな作戦で来ると思う?】
「セパン戦の後に公言していた通りにやってますよね。レース戦略を決定できるようなスピードに仕上げてきたでしょ。マルケスはセルフコントロールが上手いから、スピードが出ていれば何かと容易になるでしょ。僕が上位にいなければ、マルケスは優勝を狙っていくと思いますよ。その場合、失うものはないのだから。」
【しかし、マルケス選手は転倒も多いが…】
「マルケスがミスをするのは見慣れているが、とにかく、彼は馬鹿じゃないから。これまでのキャリアで証明済みでしょ。僕は彼に対し何の影響力もありません。ただレース優勝を目指すのみです。」
(2017年11月11日『Gpone』記事参照)
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