MotoGP

2018 ブリーラムテスト【モトGP:最終日リザルト&トピックス】

『2018 ブリーラムテスト モトGP 最終日トピックス』

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★2月16〜18日の日程で、モトGP公式テストがチャーン・インターナショナル・サーキットで行われた。

★同トラックは4554m、左折コーナー7ヶ所/右折コーナー5ヶ所、最大直線距離は約1000m。

★モトGP関係者にとっては初めてのサーキットである。

★本日はテスト3日目、最終日。

★3日間のテストは毎日、首位はホンダ選手だった(初日クラッチロー、2日目マルケス、最終日ペドロサ)。3日間総合順位でも4位までに同ホンダ選手3名が入っている。
すべて上手く機能していた模様。

★首位ダニ・ペドロサ(ホンダファクトリー、1:29.781)。3日間総合首位。セッション終盤、どんどんタイムを上げていった。
チームメイトのマルク・マルケスは4位(+0.362)。3日間総合3位。本日は1分29秒台を出せなかった。ただし、本日の目標はタイムアタックではなく、レースシミュレーションの方だった模様。20周回行ったシミュレーションの半分で1分30秒台を出していた。ペース面ではトップと言える。セッション終盤、第12コーナーでスリップ転倒。
また、ホンダはカーボン製スイングアームを使用していた。昨年のヴァレンシアテストで、ほんの僅かな間使っていたものである。

★2位ヨハン・ザルコ(ヤマハテック3、+0.086)。ヤマハ勢トップ。3日間総合2位。テスト2日目終了後、「必ず1分30秒を切れる」と宣言し、その通りになった。マルケス選手とは異なり、短い出走を何度も繰り返していた。常に速かったが、ペースがどのぐらいかは特定しがたい。
チームメイトのハフィス・シャーリンは21位(+1.756)。ジョナス・フォルガー後任。成長中。3日間総合22位。

★3位カル・クラッチロー(ホンダLCR、+0.283)。3日間総合4位。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは8位(+0.675、ルーキー)。ビッグサプライズ。3日間総合10位。ホンダ機の速さと、同選手の成長ぶりが証明された。ルーキー勢トップ。

★5位アレックス・リンス(スズキファクトリー、+0.397)。同タイムは新カウルを使用していた時に記録。サプライズ。スリップ転倒。3日間総合5位。
チームメイトのアンドレア・イアンノーネは15位(+0.937)。3日間総合15位。昨日から新タイヤを活用できず、苦戦していた。

★6位ジャック・ミラー(ドゥカティ・プラマック、+0.409、GP17機)。ロングランを実施し、16周回で1分31秒前半を記録。スリップ転倒。ファクトリーを抜き、ドゥカティ勢トップではあるが、ヤマハとは異なり、7位ドヴィツィオーゾ選手との差は0.002秒のみ(※総合順位で見ても両選手のギャップは0.007秒のみ)。3日間総合6位。
チームメイトのダニーロ・ペトルッチは11位(+0.792、GP18機)。3日間総合9位。

★7位アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー、+0.411)。3日間総合7位。1周タイムには執着していなかったようで、テストも2時間早く切り上げていたので予定は完遂した模様。
チームメイトのホルヘ・ロレンソは22位(+1.846)。3日間総合16位。下から3番目となり、セパン最終日(※首位)とは対称的なリザルト。本日は、ペトルッチ選手が比較テストのために使用していたGP17機を借りていたほどだったが、大きな差はなかった。

★9位ティト・ラバト(ドゥカティ・アヴィンティア、+0.695)。3日間総合11位。
チームメイトのシャビエル・シメオンは23位(+2.238、ルーキー)。3日間総合24位(最下位)。
なお、同チームは使用燃料量の見積もりを間違えたようで、燃料が底をつき、セッションを早めに切り上げていた。

★10位ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー、+0.730)。ザルコ選手より約0.6秒半遅い。3日間総合12位。問題は電制システムにあるとし、2018年版フレームは使い続けることにした。ただし、ザルコ選手も同じ電制システムを使用している。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは12位(+0.809)。ザルコ選手より0.7秒以上遅い。3日間総合8位。ザルコ同様、2016年版フレームに戻すことにした。「すべて試してみて、何も上手くいかなかった」とコメントしていた。

★13位フランコ・モルビデッリ(ホンダ・マークVDS、+0.867、ルーキー、vr46ライダーズアカデミー)。3日間総合13位。ペースは良いが、1周タイムが弱い。
チームメイトのトム・ルーティは19位(+1.573、ルーキー)。3日間総合21位。

★14位アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー、+0.920)。フロントフォークとスイングアームは新しいものを使用。3日間総合14位。
チームメイトのスコット・レディングは18位(+1.530)。3日間総合20位。
両選手とも、いまだ2017年版エンジンを使用。

★16位ブラッドリー・スミス(KTMファクトリー、+1.140)。新カウル2種をテスト。3日間総合18位。
チームメイトのポル・エスパルガロは負傷により当テストは不参加
テストライダーのミカ・カリオは17位(+1.388)。3日間総合19位。
KTMはウィング付き新カウルを使用。

★セッション開始直後、第3コーナーに蛇が出現したため、レッドフラッグで中断された。

(2018年02月18日『Gpone』記事参照)
(2018年02月18日『Motorsport.com』記事参照)


『2018 ブリーラムテスト モトGP 最終日リザルト』

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『2018 ブリーラムテスト モトGP 3日間総合リザルト』

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POSTED COMMENT

  1. Buell より:

    ヤマハが去年より悪そうで・・・
    他が良いのかな?

    原因不明が一番まずいですね

  2. ヒューズ より:

    V4のドカ向けに開発されてきたECU
    V4のドカとホンダが好調
    一方、直4のヤマハ、スズキが苦戦

    おまけにドカとホンダには、そのECUの開発者が移籍
    なんだかなあ・・・裏コードでも有るんじゃないかと勘ぐってしまう

  3. ハンディキャップ秋山 より:

    おっ, タカ、ヤマハ勢より速いじゃん草。

  4. 鈴夫 より:

    去年の後半戦、スズキの調子が上がって来た時
    青木さんだったかが特別速くなるようなパーツは投入してない
    なんで速くなったか分からない、ライダーの気合いかなぁ?

    なんて言ってたけど、あの頃ECUに関して何かしら
    解決策を見つけたんじゃないかと・・

    今年はリンスに2勝ぐらい・・いや、まずは1勝してほしいなぁ

  5. 111 より:

    1周タイムの順位を見るより、セクターごとの最速タイムをピックアップして、1日目、2日目、3日目のタイム差を見ると順調なのかハマっているのかをある程度知ることができると思う。

    テストで嵌まっているは、ロレンソ、ビニャ、ペトルッチの順かな。3日目のタイムがコンマ1以上それまでのタイムと比べて落ちている。

    ロレンソの浮き沈みはなんなんだろう。信頼感を得られない何かがあるのかもしれない。
    ビニャの2日目の1秒縮めたタイムは何だったんだ? その好調だった理由がわかればね。たぶん同じ設定で3日目の朝も走ったはずだから、わけわからん状態になっているのかもしれない。

    ホンダの3人は絶好調。
    ドカは、ドビが好調なぐらいで、ロレンソ、ペトルッチは好調とは言えない。ジャックはタイムを出しているけど微妙かな?
    スズキはリンスが好調。ノーネもタイムはでてないけど、それほど悪くない感じ?
    ヤマハは、ザルコが信じられない好調さ(ドーピングでもしてんのか(笑))。
    ロッシは地味にタイムを上げている。この辺りの地味に積み上げるのが彼の強みなのだと思う。電制は地味にコツコツやっていくしか方法がないのかもしれない。以前はホンダもかなりの作業をやっていたはず。

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