『ロッシ:リアタイヤがタレすぎ』
★ヴァレンティーノ・ロッシが8月3日(金)、ブルノ戦FP1で5位、FP2で7位を獲得した。なお、FP総合も7位。
★暑さ、フロントタイヤへの信頼感の欠如、リアタイヤの過度な消耗など複数の理由により、ロッシ選手は苦戦している。
★ロッシ選手のコメント。
「今日は厳しかったですね。路面温度が50度以上(※55度)なんてコンディションとしてはギリギリですよ。これじゃあ、限界ギリギリの操縦をするなんて難しいわけで…そのうえ、路面の陥没も酷いし。2017年の時より確実に悪くなってますね。
フロントの信頼感がイマイチで、特にリアタイヤの消耗具合が心配で。あれでリズムを維持するなんて厳しいですよ。
ただ、状況はいまだ100%明確にはなってませんけどね。各選手、使ってるタイヤがバラバラなんで。例えば、僕は固めを試してないんですよ。上手く機能していそうだし、他の選手も気に入っているようだったけど。
明日は、それぞれの実力がもっとはっきりしてくるでしょう。全員、タイヤでかなり苦戦しているから、誰がわりと楽に走っているのか見極めないと。序盤ラップと終盤ラップでかなりの差が出ますからね。タイヤ温存には、できるだけ優しい走りをすることになるでしょ。」
【この気温のなか、マシンの機能を上げるにはどの辺に手を入れるべき?】
「おもなところで2点…まずはセッティングで適切な荷重配分を見つけること。それから、電制システムでタイヤ温存ですね。
スピンを避けつつパワーを維持していかなければ。タイヤがあまりにスピンすると、どんどんタレて行ってしまうから。この暑さだと路面のグリップは落ちてしまうし、コーナー進入の際は陥没ですからね…でこぼこ路面でのブレーキングにはフィーリングを上手く掴んでいかないと。」
【暑さのせいで、かなりキツい?】
「こう暑いと、酸素を取り込めず、息が上がって行ってしまう感じなんですよ。その結果、筋肉の反応が落ちてしまうんです。家でどれだけトレーニングしてるかが重要になってくるんですよね。
汗をかくから、出走の合間は水分をしっかり補給して、あと塩分もね。」
【セパンに匹敵する?】
「いやいや、セパンはもっと酷いから。」
【FP1よりFP2の方が動きが悪くなっていたような…】
「FP1では最後に新タイヤでタイムを上げてたけど、FP2ではFP1で使ってたタイヤで始めたんです。実際、かなり苦戦しました。100%の入りができない箇所がいくつもあるんです。」
【今日の所の各選手の出来具合は?】
「マルケスとペドロサ、ドヴィツィオーゾ、ペトルッチが上手い具合になってる感じですね。ただ、まだ金曜だから。」
【電制システムの新マテリアルはどう?】
「ほんのちょっとした改善なんで。それほど大きな違いはないはずです。」
【ヤマハがヨーロッパを拠点としたテストチームを作るそうだが…】
「最高ですよ。日本のサーキットはタイプが違うし、ヨーロッパ拠点のテストチームって言うのは重要だから。充分に速いライダーを使ってね。スミスとかフォルガーとか、その辺りですよ。
うちぐらいでしょ、(ヨーロッパ拠点の)テストチームがないのは。ドゥカティが一番早かったですよね…たっぷり資金を注ぎ込んで、ピッロやストーナーを起用してね。
現在、ライダーがやっているような作業を、テストチームの方で少しやってくれないと。1年間に19戦こなして、そのうえ、4〜5回テストなんで無理ですよ。」
(2018年08月08日『Moto.it』記事参照)
モトGPのザクセンリンクGPこぼれ話は無料閲覧『note』で!!
[amazonjs asin=”B005D76ZSG” locale=”JP” title=”ヒマラヤ岩塩タブレット 携帯ケース入り 50錠入り 15g”]
[threecol_one]いいねPrego![/threecol_one][threecol_two_last]
[/threecol_two_last]
小改善と称する電制のアップデートに興味深いです。素の性能は充分にあるM1ですからひとつひとつひとつのアップデートは確実に進化に繋がる事になるはずです。