ロッシ『ど根性でマルケス&ドヴィに喰いついて行く』2018ブリーラムGP

『ロッシ：根性全開でマルケス&ドヴィに喰いついて行く』

★ヴァレンティーノ・ロッシ（ヤマハファクトリー）が10月6日、ブリラームGP予選で2位（+0.011）だった。

★ここ最近、ヤマハ史上最悪のスランプと言われていたが、今回はチームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスも4位（+0.240）だった。

★ロッシ選手のコメント。

「うちもびっくりなんですよ。冬にテストで来た時はけっこう苦戦したんで、こんなに戦闘力が上がるなんて思ってもいませんでした。
ところが、金曜FP1から早々に好調だったんで、何かと楽になりました。
上手いこと作業を進められたし、正しい方向に進めて、FP3からFP4とどんどん伸びてこれてね。ユーズドタイヤでも良い動きができてるんです。
予選では強い走りができていたし…たった0.011秒差でPPを逃してしまってねぇ。でも、アラゴンで予選18位だったことを思えば、今回はビッグリザルトですよ。」

【アラゴンの時と何が違うの？】
「改良を加え、加速改善に向けて新しいものを使ってみたんです。実のところ、たいしたものではないんですけどね。
どちらかと言うと、ここのトラックのおかげで良くなったんだと思います。特に、うちのマシンのタイヤ挙動と、ここのトラックの関係だと思うんですよ。
タイヤが重要な要素になってるんでしょうね。アラゴンでは、あそこのアスファルトで（タイヤを）上手く機能させられず、苦労してたんですよ。でも、今回は戦闘力が高いでしょ。
まぁ、油断はできないけど。まだ土曜日ですからねぇ………。」

【つまり？】
「つまり、うちはインテルみたいだってことですよ…何が起きるか分からない。
今年のミザノ戦のこともあるから。土曜日までは速かったのに、レース本番では大苦戦してしまったでしょ。」

【ヤマハ機は暑さに弱そうだったのに、今回は戦闘力が高くて…】
「正直なところ、暑さ云々ってことに関しては、僕はいまいちピンと来ないんですよ。確かに暑いと助けにはならないが、でも、うちが苦労してるのはグリップ不足の方だから。
何度も言うようだけど、いかにタイヤを上手く路面に合わせられるかどうかの方が重要なんです。今回はフロントにハードだって使えるんだから。他のトラックでは無理でしたからねぇ。」

【優勝争いができそう？】
「ドヴィツィオーゾとマルケスの2人が最速で、その次が僕とヴィニャーレス…僕らは互角ペースですね。
あの2人について行けるかどうか、まったく分かりません。もちろん、なんとかついて行けるよう、ど根性で頑張りますよ。」

【この暑さは耐え難い？】
「けっこう厳しい状況だし、確かにマーヴェリックが言ってるように、うちのエンジンはかなり熱を持ってしまうんですよね。
しかも、ここ1週間、僕はインフルエンザであまりトレーニングできなくってねぇ。
ただ、セパンの方がもっと劣悪でしょう。」

（2018年10月06日『Moto.it』記事参照）

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2018アラゴンGPまとめ その2 スズキ&ヤマハ［ 2018年10月3日 発行 Vol. 206 ］

●ヴァレンティーノ・ロッシ
・ヤマハ史上最悪のスランプ
・去年の9月からずっと同じことを言ってる
・日本のヤマハでどうなっているのか全く分からない
・2019年マシンも、まだ…
・大改革はしない
・レース開催順序を変えたい
・新エンジニア、早速、役に立つ
・ザルコ「マシンの問題点について、解決策はない」
・ロッシ引退の可能性は？
他

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