『ザルコ:僕は誰もしない決断ができるほどクレイジーだ』
★8月22日(木)、シルヴァーストンGP会見でヨハン・ザルコ(KTMファクトリー)がKTM離脱について、次のように話した。
「この1週間、穏やかな気持で過ごすことができました。ああ言う決断はリスクがあると覚悟してましたよ…今のところ、2020年の行き先が決まってないんだから。
ただ、自分の中でいつもモヤモヤしていたし、辛かったんです。高いモチベーションでサーキット入りしても、数周走っただけで士気が急降下するわけだから。
今も言ったとおり、来年、モトGP参戦できるかどうかは分かりませんが、自分の中からは力が湧いてくるのを感じるし、もう胃もキリキリしてません。」
【今回の決断のポジティブ面は?】
「ポジティブ面は…僕はいまだに誰もしないような決断ができるぐらいにクレイジーだってとこですかね。
多分、自分が何を求めているのかを、自分自身でしっかり信じられるかどうかが重要なんですよ。」
【いつ頃から離脱を考えていたの?】
「数ヶ月前から考えていて、シーズン後半戦が始まった時、マシンの乗り心地は全然変わらないと言うことを確信したんです。
それでチームと話し、結局、こう言う道を選ぶことにしました。」
【『自分の中で常にモヤモヤしていた…』と言うのは?】
「ずっと思い通りの操縦ができず、辛かったんですよ。以前はオートバイの操縦が楽しかったのに、最近は幸せな気分になれなくって。
今は気持ちも落ち着き、夜も安眠できてます。」
【ピッロテストライダー(ドゥカティ)が『ザルコはメンタルが弱いから』と言っていたが…】
「彼がそう言うこと言いますかねぇ…もしかしたら、ジャーナリストが歪曲したのかもしれないし。僕は彼と良く話をするし、人柄も知ってるんで。」
【いつチームに離脱すると話したの?】
「オーストリアGP中、土曜日にチームと会って話しました。
モトGPでは競争心であれモチベーションであれ、常にマックスの状態でなければならないのに、僕の場合、モチベーションが落ちてしまっていたから。
僕自身は自分をプロだと思っているし、このスポーツで自分はまだまだやって行けると言う気持ちもありますから。」
★なお、今回の決断に関してチームやメーカーに非はなく、ザルコ選手もヴァレンシア最終戦まではプロライダーとしてKTMで最善を尽くしていくつもりなので、良好関係を維持できるだろうとのこと。
★ザルコ選手は2020年に向けて、第1希望はモトGP参戦だが、既に大半のシートが埋まっている状態である。第2希望はファクトリーチームのテストライダーになることだが、今のところ特にオファーは来ていない。
★また、モト2降格については、タイトルを狙える体制を確保しなければならないため、視野に入れているが、可能性は低い模様。
★スーパーバイク移籍については考えてはいないが、可能性はゼロではないとのこと。
Zarco: “Sono ancora abbastanza pazzo da credere in me”: “Ho rischiato senza avere la certezza di correre nel 2020. Mi sentivo triste e non dormivo la notte, ma ora ho ritrovato me stesso. Alla SBK non ci penso, o in MotoGP come tester o in Moto2” https://t.co/JZbqk9aoIb pic.twitter.com/FZ96nPbfLl
— gpone.com (@gponedotcom) August 22, 2019
(参照サイト google 翻訳:『Gpone』)
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レベルの高いマシンを要求するという意味でプロライダーだと思う。カネも大事だけど、それが最優先ではないということですね。メーカーやチームに非は無いと書かれていますが、メーカーに非はあると思う。優秀なライダーが多額の契約金を振ってでも乗りたくないマシンしか提供出来ないのですから。今はダメでも将来に希望が持てるプロジェクトを提示出来ればなぁ。
『ザルコはメンタルが弱いから』とメディアに煽られてもピッロを信頼してるような返しは好感が持てますねぇ
今は辛い時期だけど冷静に対処していければメディアも騒がなくなるだろうし
なにんせよ残り数戦もストレスが溜まるバイクで参戦するわけだけど、KTM側は悪くない乗りこなせない自分が悪い、という謙虚なスタンスを崩さずにプロとしてプライド掛けて良い走りをして欲しいね
プロとしてスタッフやメカと良好な関係を築くことも大切
そうすれば自ずとオファーも出てくるかも知れない
ザルコは一つの賭けをしたのでしょうモト2でチャンピョンになりモトGPヤマハでもそれなりの成績を上げた自信が結果的にこうゆう答えを選択したのでしょう『僕は誰もしない決断ができるほどクレイジーだ』自分が選んだ決断ですからこの先なにが有っても越えて行けるでしょう出来そうで出来ない決断か好いですね応援します。
Moto3もMoto2もワークスがないから開発に携わる機会が失われてしまったので、
ワークスバイクが手に入るならサテライトの方が若手は速く走れるってのが最近の傾向なんでしょうかね
>彼がそう言うこと言いますかねぇ…もしかしたら、ジャーナリストが歪曲したのかもしれないし。
めっちゃいい奴じゃないですか。
こういう事を言える人のメンタルが弱いわけがないです。