『レイ5年連続タイトル獲得:トンネルの向こうに光を見つけた』
★9月29日(日)、SBKマニクール戦のレース2でジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝し、5度目のSBKタイトルを獲得した。
★レイ選手のコメント。
「本音を言えば、フランスでタイトルが取れるなんて思ってなかったんですよ。午前のスプリントレースの後、(レース2を)何位でゴールすれば取れるのかも気にしてなかったし。
とにかく、レース2に集中してました。土曜日のレース1がオーバーテイク三昧で、序盤に接触もけっこうあったから心配してたんです。
トラブルには近づかないことを目標にしてました。」
【結局、これと言ったトラブルもなく…まぁ、トプラクがバウティスタを転倒させていたが…】
「アルヴァロ転倒リタイヤの連絡がボックスから来たんですが、その時、いったい自分は何位でゴールすればタイトルが取れるのか思い出せなくって…。とにかく、レースに集中して、ゴールした時に『あぁぁ…チャンピオンになったんだなぁ』と。
良いもんでしたよ。まぁ、アルゼンチンでそうなるだろうって思ってたんですけどね。」
【本当に嬉しそうで…】
「初タイトルってのは常に良いもんで…初めてだから格別でしょ。でも、今回のはとにかく味わい深いんですよ。
皆さんもご存知の通り、今シーズンは最初から追い上げていかなければならない状態だったから。最強ライダーと戦闘力の高いマシン相手に戦わなければならなかったんでね。
内心、打ちのめされた気分だったし、そのうち世間からも忘れられてきて…でも、遅かれ早かれチャンスが巡ってくると分かってたから。」
【イモラでそれが巡ってきた…】
「あそこで優勝したのが大きかったですね。うちが正しい方向に向かって頑張ってるってところを披露できたから。
あそこが分岐点になったと思うし、本当に嬉しかったですよ。しかも、それ以降、優勝を重ねて行けましたからね。」
【バウティスタ選手は健闘していたが、結局、敵わず…】
「うちがタイトルを取れた秘訣は、決して諦めなかったからだと思います。特に、苦戦していた時に諦めなかったんですよ。
チーム内がピリピリと険悪な雰囲気になるより、『負けた、負けた』とくよくよせずに団結した方が良いじゃないですか。最終的に、トンネルの向こうに光を見つけることができました。
日々戦いつつも望み通りの結果を得られずにいる者にとって、この2019年シーズンは良い教訓になったと思います。
僕も今年は本当に多くを学んだし、チーム共々、さらに成長できたと思ってます。子供の頃から世界選手権タイトルを取るのが夢だったけど、こうして5回も叶ったなんで素晴らしいですよ。」
【来年に向けては?】
「去年、カワサキ機は『キラー・マシン』なんて言われてたけど、ドゥカティの戦闘力が物凄かったですからね。
当然、このまま頑張って開発していかなければならないわけで。」
【トプラク・ラズガットリオグルについては?】
「理屈からすると、確実にタイトルを取れるライダーでしょ。まぁ、できるだけ遅くに取ってくれると良いんですが(笑)。」
Rea: “Il quinto Mondiale? C’è sempre una luce in fondo al tunnel”: “Questo titolo rappresenta tutte quelle persone che combattono ogni giorno nella vita e pensano di non farcela” https://t.co/V0lQ9TJRxc pic.twitter.com/psgIpkqfdd
— gpone.com (@gponedotcom) September 29, 2019
(参照サイト google 翻訳:『Gpone』)
ドゥカティ社長がバウティスタ移籍について苦言Tweetを出したって話は無料閲覧『note』で!!
いやぁ〜強い!
5連覇おめでとう
今期のタイトルはメンタル面の強さや悪い時でも立て直せるチーム力が要因でしょうか
来年はDUCATIの新しい刺客レディング、本気のHONDAとバウティスタ、YAMAHAは新星トプラクと総シャッフルに近いライバルが目白押し
ストップ・ザ・レイをするには現状の体制を一新するぐらいじゃないとね
ロッシにもマルケスにもロレンソにも、それぞれアンチがいて、それはそれでプロスポーツなんだから大いに結構だと思うのですが、レイにはアンチがほとんどいない(ように私には思えます)のが凄いです。マイケル・ジョーダンやジョー・モンタナ級ってことですかね。
レイは家族想いだし勝利者インタビューでも他のライダーを賞賛したり、気にかけたりしてますよね。
バウ連勝中もボロが出たりしなかったし根っからの紳士なんでしょうね。
レイもSBKに参戦して10年以上たつしな。最初の方は、今の若手ライダーのように、イケイケで芳賀ノリに突っ込んで、芳賀転倒というアホなレースをしてた。ベテランになり色々経験して今のレイがあるのだろう。それでもなおチャンピオンを取れるのは、凄いことだと思う。