『アロ:ストーナーはペドロサにライバル意識を燃やしていた』
★ホンダLCRのオスカー・アロ氏(スポーツディレクター)が、5月22日のビデオインタビューで次のように話した。
【貴方はこれまでウエダやフォンシ、アルサモーラ、ストーナー、チェカ、エリアス、クラッチロー、ブラドル、ナカガミ等、多数のライダーと働いてきたが、誰が一番良かった?】
「チェッキネッロですね。たくさんテストをしてくれたんで。まぁ、他のライダーのような才能はなかったわけだが、とにかく、物凄い働き者でしたよ。一生懸命やられると、こっちもグッときてしまってね。
カルロス・チェカなんかも凄かったですけどね。」
【ストーナーとは5年間組んだそうだが…】
「私が組んできた中では、一番才能があるライダーでしたね。オーストラリアではオフロードトラックでずっと走っていて…あっちはレースは5周のみで、しかも、初めてのトラックでいきなりやるんですよ。
そのせいか、例えば、世界選手権で初めてラグーナセカに参戦した時、木曜の午後にカルメロ・エスペレータが『車でトラックの下見をさせてやろう』と言いに行ったところ、『明日、走ってみれば分かるから』って答えてましたね。」
【125時代からストーナーはペドロサに対し、ライバル意識を持っていたそうで…】
「ペドロサはずっとアルベルト・プーチやドルナのプロジェクトに、深く関わってましたからね。
ケーシーは本当は『Movistar Honda』に入りたかったのに、うちのチームにあてがわれてしまったんですよ。
そうやって、ちょっと振り回されてしまったようなところがあって…まぁ、ペドロサみたいに大切に扱われているって気持ちにはなれなかったんでしょうね。
そのせいか、常にペドロサには勝ちたがってました。ピットボックスにいると、『ダニが出走したら教えて欲しい』って言うんですよ…後を追うためにね。誰がPPを取るかなんて関係なく、モニターにダニが映ると、いつもじっと見てました。当時は、とにかくダニがライバルだったんですね。」
[ 後編に続く ]
(参照サイト google 翻訳:『AS』)
(参照サイト google 翻訳:『Corse di moto』)
ストーナーがペドロサ負傷の際、代役参戦を却下された裏話は有料『note』で!!
ダニとストーナーさんてなんとなぁくモルビデリさんとファビオさんに重なりましたー。
だいぶ違うと言えば違うけどファビオさんに何が出来るか分かるまではモルビデリさんがエース待遇だったワケですもんね。
ダニはまあ言ってみればスペインの英雄で特別扱いは当たり前みたいなところあっただろうし、モルビデリさんもペトロナスさんに入るべくして入った出世頭と見られていたと思うし。
ダニにとってもモルビデリさんにとっても青天の霹靂というかなんというか‥‥。
ダニとストーナーさんの方がプーチさんの指導を一緒に受けていたとの事だからより一層複雑なライバル心が生まれたってところでしようか。
引退した方々の昔話も感慨深いですけどやっぱモルビデリさんがファビオさんに一矢報いるのかどうかって事にも思いを巡らせてしまいました。