モトGP、ついに無線システムを導入か？！

『モトGP、ついに無線システムを導入か？！』

★9月11日（金）、ステファン・ブラドルがF1スタイルの無線通信システムを試していた。
これはライダーとピットボックスのコミュニケーションを可能にするもので、来週、その他の選手が同システムの実験をする予定である。

★こうした実験はこれまでも行われてきたが、当初よりドルナはF1同様に同システムの導入を希望しており、各種フラッグ提示などを安全に伝達するためにも、今回はいよいよ実行に移す意向である。

★各選手のコメント。

・ヴァレンティーノ・ロッシ（賛成）
「僕は好きですよ。確かに僕は古いタイプのライダーだけど、時々、4輪レースに出ていますからね。4輪の場合、その手の無線システムはかなり利用されてるから。
F1に比べ、モトGPの強味の1つはレースでの競り合いが激しく、面白いところでしょ。
F1はパフォーマンス的にはモータースポーツの真髄って感じで、スピード勝負としては驚異的ですよね。ただ、レース自体は退屈なこともあるじゃないですか。でも、無線通信のせいでそうなっているわけじゃないでしょう。
モトGPは2輪レースの最高峰であり、ピットボックスとの無線通信が可能になれば、さらにレベルが上がるでしょうね。
僕は興味がありますよ。モトGPのDNAを傷つけるようなことはないでしょ。」

・マヴェリック・ヴィニャーレス（賛成）
「邪魔にならないなら、良いアイデアだと思います。時々、イエローフラッグとか安全関連の何かが出ても、見えにくいことがあるから。
僕は走ってる最中、けっこう1人で喋ってるんですよ。F1みたいにそう言うのが聞けたら面白いかもしれませんね。
実験するのが楽しみですよ。」

・フランコ・モルビデッリ（賛成）
「安全のために良いことですよね。まぁ、あとはどう言う風に機能するかで。
F1でのライダーと技術スタッフの会話って面白いじゃないですか。とにかく、重要なのは邪魔にならないってことですよね。」

・カル・クラッチロー（賛成）
「例えば、レッドフラッグが出たぞ～とか、安全面から導入したいんであって、別にお喋りしたいわけじゃないんでしょ。
ポジティブかどうか…あと、皆が皆、操縦中に会話なんてできるもんなのかも分かんないっすよね。口をパクパクしっぱなしってのもいるだろうし、閉じたままのもいるだろうし。あと、乗ってるマシンにも依るだろうし。
まぁ、面白いかもね。僕とかミラーの会話が聞けたら面白いんじゃないの。多分、全部、カットされてしまうんだろうけど（笑）。」

・アンドレア・ドヴィツィオーゾ（条件付きで賛成）
「賛成ですね。ただ、ヘルメットの中で快適に聞こえるならですけどね。ライダーが不快にならないような方法を取ってくれないと。
オートバイと言うのはF1とはかなり異なるもので…F1はコーナーを最速で走るけれど、直線コースは高速道路みたいな感じじゃないですか。僕らはそう言うわけにはいかないから…一瞬たりとも気を抜けませんからね。」

・ダニーロ・ペトルッチ（懸念あり）
「今回、試してみたステファン・ブラドルの話だと、ヘルメット内で音声は良く聞こえていたけど、でも、3回のメッセージのうち1回は良く分からなかったそうなんですよね。
正直なところ、既にダッシュボードにメッセージが来るようになっていて、上手く機能してると思うんですけどねぇ。
F1の場合はしっかり座ってるから、通信しやすいのかもしれないし。オートバイはそう言うわけにはいかないから。
ただ、今のところ、メッセージを聞くだけで、こっちから話す必要はないみたいですからねぇ。」

・ファビオ・クアルタラロー（懸念あり）
「操縦しながら話すのって、けっこう難しいと思うんですよ。とにかく試してみないと。
安全関係のメッセージをもっとはっきりダッシュボードに出すだけで良いと思うんですけどね。
僕はけっこう心配ですけどね。例えば、FPセッション中はマッピングのセッティングなんかの作業を、けっこうやってるじゃないですか。そう言うのを公開する必要ってあるんですか？
便利だとは思うけど、あくまでも安全面に関してのみで、それ以外の情報は無用だと思いますね。」

（参照サイト：『Moto.it』）
（参照サイト：『Gpone』）
（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Instagram）

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