『ブリヴィオ:スズキはロマンティストだからチームオーダーは好まない』
★10月25日、テルエル決勝戦でスズキはアレックス・リンスが2位、ジョアン・ミールが3位を獲得した。
★今シーズン残り3戦となった現在、総合順位は以下のとおりである。
首位ミール(137ポイント、スズキ)
2位クアルタラロー(123ポイント、ヤマハ)
3位ヴィニャーレス(118ポイント、ヤマハ)
4位モルビデッリ(112ポイント、ヤマハ)
5位ドヴィツィオーゾ(109ポイント、ドゥカティ)
6位リンス(105ポイント、スズキ)
★スズキのダヴィデ・ブリヴィオ氏(チームマネージャー)が、次のように語った。
「タイトル争いで勝負に加わっていけるとは思っていたが、総合首位になれるとは思ってませんでしたね。本当に思ってもいませんでしたよ。」
【リンス選手が『選手2人がタイトル争いに加わっているから、スズキも悩みが尽きないだろう(笑)』と言っていたが…】
「そう言う悩みなら、毎年、抱えたいもんですねぇ(笑)。」
【どう言う采配をしていくつもり?】
「選手2人ともタイトル争いに加わっているなら、いかなるチームオーダーも出さないでしょうね。
うちで話している唯一のストラテジーは、トラック上で両選手が互いに配慮し合うこと、互いにフェアーな行動を取り合うことです。
スズキはチームプレイは好まないんで。両選手には『より優れている方が勝ってくれ』と言ってあります。
最終戦になった時、どちらかがタイトル争いから外れているようなら(チームオーダーについて)話し合うことになるでしょうけどね。
まぁ、ロマンティックすぎるのかもしれないが、しかし、自力のみでタイトルを取るのは素晴らしいもんでしょ。それぞれが自分の力で勝負するって言うのがね。
と言うわけで、今のところ、チームオーダーは出しませんよ。」
【ところで、カルロ・ペルナットが『プライベートチームがないと言うことで、2選手のマシンにのみ集中できる方が有利だ』なんてことを言っていたが…】
「まぁ、プラーイベートチームを持つと言うことは、技術面において実に有効なことだとは分かっているんですよ。レースウィークエンドでは特にそうですよね…情報量が増えるわけだから。うちとしては情報が欲しいでね。
スズキは世界的大企業だが、レース部門の規模は大きくないんですよ。実際、モトGPに参戦しているだけで…あと、世界耐久選手権にサポートはしていて、この間、チャンピオンになってましたけどね。
それ以外の活動に関しては、各国の販売代理店に任せてますから。
このため、スズキはプライベート体制を作るのがずっと先送りになっているんですよ。作りたい気持ちはあるし、頑張ってはいきますけどね。」
Brivio: "In Suzuki siamo romantici, gli ordini di squadra non piacciono": "A Mir e Rins ho detto: che vinca il migliore. Vogliamo che fra loro due ci sia rivalità, ma non deve mancare il rispetto. Dispiace non potere sfidare Marc Marquez in pista" https://t.co/tx0oRAhSDo pic.twitter.com/jDP3EsRYHW
— gpone.com (@gponedotcom) October 27, 2020
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
チームオーダーについてのイタリア識者の見解は、note『テルエルGPまとめ』でどうぞ!
ライダーも勿論ですが、スズキはいいマネージャーを雇ったんだなあと見ていて思います。
スズキは地味に確実に戦うイメージ有るかなぁ。
どこぞのチームみたいに、ピットサインに謎の顔文字も、コードナンバー表示等の話題提供も似合わないね。
MotoGPでチームオーダー出したなんて、過去にあったんでしょうか?ドカティとか、出しそうなイメージはありますが…
ファクトリー2人に注力ができることが有利なんですか?
3チーム6台、少し前まで4チーム8台出走してたドカティはどうなんですかね、、、
スズキはな~修ちゃんがケチだからなー
ケチだからこそスズキという会社をここまで大きくしたんだろうけど。
残り3戦の開催がコロナ再拡大のために危うくなってるから、チームオーダーとか考えるまもなくタイトル決まるかもよ。
残りのレースが全部できるか怪しくなってきた。
0勝タイトルも現実味を帯びてきたかも。
スズキは世界耐久で力を見せて来た印象がありますが、タイヤや、ライダー、外的要因が厳しい時に力を発揮できるマシンなんでしょうかね⁉️レギュラーシーズンで開催出来ていない、タイヤ環境に厳しいなかの今年のモトGPで力が発揮出来てる要因の様な気がします。限界値がわかりやすいって事なんでしょうかね❓インインアウトのライン取りからシュワンツの爆裂ブレーキング、耐久でのリザルト。スズキのDNAが発揮されている様な気がします。
>スズキは世界的大企業だが、レース部門の規模は大きくないんですよ。
実際、モトGPに参戦しているだけで…
鈴木修「民主主義だからといって時間をかければよいというものではない。金と時間がかかるものは大嫌い。会議はその最たるものだ」
チームオーダーと言うより個人の意志かもしれないけど、ヘイデンがチャンピオン取った最終戦はペドロサが頑張って後続押さえてましたね。
その前のレースでヘイデンに突っ込んだというのがあったからだと思うけど。