MotoGP

ドヴィツィオーゾはヤマハで何が出来るのか?:ザマーニ考察1

『ドヴィツィオーゾはヤマハで何が出来るのか?』

★アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー)が来年、テストライダーになるのではないかと取り沙汰されており、ここ数週間、マネージャーのシモーネ・バッティステッラ氏がKTM、ホンダ、ヤマハと交渉を行っている。

★当初はKTMとの交渉が詳細に入っており、契約締結がほぼ確実とみられていたが、現在はヤマハ移籍が有力視されている。
バッティステッラマネージャーは否定も肯定もしない姿勢でいるが、結論は早々に公表される模様。

★ジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリア衛星放送『SKY』でレポーター&解説を担当)が、ドヴィツィオーゾ選手がヤマハ・テストライダーに就いた場合について以下のように考察した。

●ドヴィツィオーゾはヤマハで何ができるのか?

★ドヴィツィオーゾ選手がヤマハのテストライダーになった場合、具体的に何ができるのかについて、エンジニアのジュリオ・ベルナルデッレ氏(モトGP業界ではホンダ&ヤマハで長らく働いていた)が次のように語った。

「ドヴィはかなりのデータと情報量を抱えているでしょうしね…ペドロサ同様、優勝できる現役ライダー並みの走りができる数少ないテストライダーとなるでしょう。
それだけでも既に意義深いだろうから…メーカーがそう言ったライダーに投資するのは当然ですね。
しかも、ドヴィならばエンジニアやメカニック陣に問題点をきちんと説明することができるだろうから、ヤマハにそれなりの作業メソッドをもたらすことができるんじゃないんですか。
そのうえ、ドヴィなら特定の問題を解決することさえできるかもしれない。」

【しかし、ドヴィ選手はこの8年間、ドゥカティ機にしか乗っていないが…】
「テストライダーにとって、マシンの本質的な特性と言うのは二次的なものですからね。
最高峰クラスにおけるベストエンジンを使い続けてきたのだから、興味深いヒントを多数もたらしくてれるでしょう。あと、電制システムのセッティングについてもね。」

中編に続く


(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

ドヴィ選手が「ザルコだって常に上位にはいられない…」って言った話は、note『テルエルGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. へほへも より:

    そういや最近聞かないけど何年か前にヤマハV4化って話があったよね
    考え過ぎか…

  2. ジョルジョ99 より:

    今季は色々と振り回され、ヤマハ本体の判断も中途半端で鈍りがち、チーム自体も上手く機能しなかった。
    テストライダーホルヘもチーム帯同せずに宝の持ち腐れ状態、ドビでもホルヘでもなく、今季の反省としっかり対策しないと来季も今季同様になりかねない。

  3. maxtu より:

    KTM躍進でペドロサ、テストライダーの功績が注目されているのは良い傾向ですね
    ただ今年のもう一つの躍進であるSUZUKIの開発路線が真逆なのも興味深い
    サテライトチーム無し、テスト回数もYAMAHAと変わらなくてテストライダーもトップタイムを出せる程ではない

    YAMAHAはどんな選択をするのだろうね

  4. TAKUMI より:

    ヤマハが取り組み方を変えなければ、ホルヘからドビィに代えたところで、フォルガーから続く、活動しないテストチームは何も変わらないと思います。むしろホルヘもドビィも今後の事を思えば、ヤマハを選ぶべきでないと考えます。

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