『ロッシ:弟と一緒にモトGP参戦できるなんて誇らしい』
★11月7日(土)、ヨーロッパGPでヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)がFP総合21位となり、予選1で8位だった。なお、グリッド18位となる。
★ロッシ選手のコメント。
【隔離生活はどうだった?】
「実にキツい経験でしたね。24日間、自宅に引きこもってたんですが…最初の2日間は具合が悪くて、熱は少しあったけど呼吸は楽でしたね。あと、味覚障害とか嗅覚障害は出ませんでした。
その後、2日間で回復したものの、これがまた大変で…とにかく頭痛が酷くて、目が痛くてねぇ。ただ、その後の2週間、具合は良かったんだけど、何もやれないもんだからキツくって。
同じタイミングで陽性が出た人達は2週間で陰性に戻ってたのに(※心の友ウッチョ等)、こっちは陽性のままでしょ。今回も出られないんじゃないかと思って、ヒヤヒヤしましたよ。
この1週間で6回検査したんですが、朝の7時45分にやるんですよねぇ…これ以上の目覚ましはないって感じでね…。
良い経験だったとは言えないし、自宅でレース観戦するのも辛くって…アラゴン1戦目は具合があまり良くなかったからマシだったけど、2戦目は元気だったから辛かったですねぇ。でも、家から出られないわけだし。
元気だと、他の選手が走ってるのを見るのは本当に辛いですよ。」
【レースに出られず、ロッシ選手とモトGP業界とどちらの痛手が大きかったと思う?】
「どちらもでしょうね。僕はとにかくチームのことが恋しくて…一緒に作業したかったし、チームやピットボックスの空気が恋しかったし、トラックに出て走りたかったですねぇ。
とにかく、人生でこれが一番好きなんだから。」
【久しぶりの操縦は大変だった?】
「いや、特には。良い感じでしたよ。最大の問題は金曜セッションに出られなかったことですよ。しかも、予選1はコンディションがちょっと特殊だったし…ヤマハ機の場合、常にちょっと大変なコンディションでね。」
【2021年に向けて、マシンのどの辺に手を入れていくことになりそう?】
「当然、エンジンでしょうね。そこが最大の問題なんだから。トップスピードがイマイチだし、加速ももっとソフトにしないと。あと、リアのグリップを改善していかないとね。」
【2020年版は2019年版より上なのでは?】
「2020年版はかなり期待されていたのだけど、実際はそれほど大きく前進できなかったんですよ。モルビデッリは2019年版で2勝しているでしょ。
ヴィニャーレスが6基目のエンジンを使っていることが、良い証拠ですよね…そこが根本的な問題なんだって。素晴らしいパフォーマンスとは言えないし、信頼性がイマイチなんですよ。
しかも、バルブ問題が出てきてしまってねぇ。」
【ところで、ルーカ・マリーニのモトGP昇格が決まったが…】
「本当に良かったですよ。ライダーならば誰でもモトGP参戦は夢なんだし、ルーカはドゥカティ機でもって好条件で昇格できましたからね。
弟はずっと僕と一緒に参戦したがってたんですよ。夢だったらしいんですよね。」
【ロッシ選手にとっても夢だったのでは?】
「実に嬉しいですね。良い状況だし…色々と考えさせられますよね。
ルーカは1997年の8月10日生まれで…僕の初優勝って、1997年の8月31日なんですよ。だから、最初の記憶が、家に帰って、生後3週間の弟を抱いたことなんですよねぇ。
いやぁ〜実に誇らしい気分ですよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
ヤマハは型落ち機の方が好調なのか?って話は、note『テルエルGPまとめ』でどうぞ!
ヤマハの不正エンジンを批判する人はライダーのポイントも剥奪しろと言いますが。
そういう人てロッシのポイントも剥奪しろということなのですかね。
当然です。
該当するレースでの獲得ポイントがないのなら、剥奪対象にはならないのでは?
初優勝の時、生後三週間だった弟と一緒に世界最高峰のレースに出るなんてもの凄いことですね。
しかしマルケス、エスパルガロ、更にはマリーニにロッシ
どんどん兄弟が増えていくな…
低中回転で優しく路面を蹴りつつ、4速以上の高負荷域でトルク負けしないエンジンが欲しいところだよね。
でもM1って他メーカーより結構早いポイントで加速始められるから、相当蹴りだしは優しいんじゃないかと思うけどね。
あまりにも早く最大リーン近くで加速を始めるから、エッジグリップを落としやすいとかかな?