
『チェカ:今年はロッシの年になるはずだったのに…』
★カルロス・チェカ(2011年SBK総合優勝)が、最近、次のように話した。
【ヴァレンティーノ・ロッシについては?】
「来年はペトロナスに移って、良くなると思いますよ。これまでより、ちょっとプレッシャーがかかってきますからね。
今年はいくつかミスってしまってたから、その埋め合わせをしたいと思ってるんじゃないんですか。優勝や好リザルトを狙うあまり、ミスってたわけでしょ。
よくよく考えるならば、今年はロッシの年になっていたかもしれないのだし。近年、けっこうリザルトが安定していたから。まぁ、今年はそうはいかなかったけれど…タイトル争いができていたかもしれなかったのにねぇ。
本人もけっこうムカついてると思いますよ。チャンス到来だったってことは、分かってるでしょうからね。今後、勝つのはかなり難しくなると覚悟してるんじゃないんですか。」
【ヴィニャーレス&クアルタラロー両選手については?】
「ヴィニャーレスにしろクアルタラローにしろ、ヤマハは奇妙な状態になってましたね。ライダーもマシンもポテンシャルは高そうだったのに、今シーズンのレベルにそぐわなかったようでね。
エンジン問題のせいでヤマハにとっては良い年ではなかっただろうし、あと、ヤマハサイドの運営も悪かったと思いますね。
でも、その一方でモルビデッリが似たようなマシンに乗って、タイトル争いをしていたじゃないですか…ディテールがちょっと違う程度のマシンなのにね。」
【ドゥカティとアンドレア・ドヴィツィオーゾについては?】
「ドヴィツィオーゾ離脱には驚きました。いまだに驚いてるんですよ。そう言う決断をしたことにも驚いたし、ああ言う時期に決めたことにも驚きましたね。
まぁ、実のところ、気持ちは分かるけど…(ドゥカティから)期待してたようなオファーが出されなかったからなのでしょう。
ドヴィは近年におけるベストライダーの1人なんだし、マルク・マルケスに次ぐライダーなんだから、もう少し違う評価をされて然るべきだったと思いますね。」
【マルク・マルケスについては?】
「僕はドニントンで転倒し、かなり大きく変わってしまったんですよ。呼吸が止まってしまい、一瞬、『もう死ぬのか…』って思いましたからね。その後、視力や身体の動きが悪くなってしまい、精神的に大きなショックだったんです。
マルケスの場合は骨の問題なわけで…ああして治療が長引いてるせいで、どれだけ影響が出てしまうのかは分かりませんけどね。
大きな傷を残すケガもあれば、そうでないもののあり…例えば、僕の場合はドニントンのケガは大きかったんですよ。最終的に、人として大きく成長はできたけれど、ライダーとしては何かしら失ってしまいました。
マルケスの場合、焦って復帰しようとしたばかりに厄介な状態となってしまったわけでしょ。できるだけ早く復帰できると良いんですけどね。」
Checa: "Il 2020 poteva essere l'anno di Valentino Rossi e lui lo sa": "La voglia di vincere lo ha fatto sbagliare. Quartarato e Vinales non sono stati all'altezza. Dovizioso? Il suo addio mi soprende, merita una migliore considerazione" https://t.co/Hoq1ObU3VS pic.twitter.com/oXI5GD7aGO
— gpone.com (@gponedotcom) December 29, 2020
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
ロッシは来年、ヤマハ機の開発をできるのか?って話は、note『ロッシ:来年の待遇は?どのメーカーと組んでモトGPチームを作るのか?』でどうぞ!