『ジベルナウ:ロッシはライバルに憎しみを抱かなければならない…』
★スペインの『DAZN』が、先日、ヴァレンティーノ・ロッシのドキュメンタリー番組を放映した。
★ヴァレンティーノ・ロッシがライバルに対し、トラックの内外で心理戦を仕掛けることは有名であり、特にマックス・ビアッジやセテ・ジベルナウとの戦いは良く知られている。
★ジベルナウ元選手がロッシ選手とのライバル関係について、次のように振り返った。
「ヴァレンティーノは倒さなければならないライバルに対し、個人的な憎しみを抱かなければならないようなんです…その憎しみを利用していくんですよ。そう言う考え方なんですね。
もともと僕らは良い友達だったんですが、トラックで競り合うようになってきたら関係が悪くなっていき、友達どころではなくなってしまったんです。」
★ロッシ選手がライバルとの友情について、次のように話した。
「同じ目標に向けて戦っていると、良好関係でいるなんて本当に難しいものなんですよ。
僕とセテはそんな感じでした。2004年のカタールでがらりと変わってしまったんです。彼のグループがちょっと汚いことをしたものだから。
あの一件は僕とセテの間での個人的なことでしたけどね。とにかく、あの一件には本当にムカついて、おかげであのシーズンも次の年も全力で頑張ることができたんです。
もしセテにアドバイスするとしたら、あんなことはしない方が良いって言うでしょうね。あんなことをしなければ、もしかしたらもっとたくさんレース優勝できていたかもしれないんだから。」
★この『カタールの一件』と言うのは、同GPでロッシ選手とマックス・ビアッジのメカニックらが、それぞれの担当選手のスタートグリッド周辺をスクーターで走り回り、路面にラバーが乗るようにしていたため、ジベルナウ元選手のチームがドルナに報告したと言うもの。その結果、ロッシ&ビアッジ両選手は最後尾スタートとなってしまった。なお、同レースではロッシ選手が追い上げ中に転倒し、リタイヤしている。
★フアン・マルティネス氏(当時のジベルナウ担当チーフメカニック)が同件について、次のように話した。
「うちは処罰を求めたわけではなく、全選手のために安全性を高めて欲しいと要請しただけなんです。
ホンダにその旨を話したら、ホンダ側が異議申し立てを出したんですよ。」
(参照サイト:『Tuttomotoriweb』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Twitter)
ダッリーニャ氏は、結局、ドヴィ選手のことをどう思ってたのか?って話は、note『ドヴィツィオーゾ:ダッリーニャとの確執、ペトルッチと和解したのか?』でどうぞ!
確かコースの清掃をしたんだっけ
懐かしい話ですね