『クラッチロー:ホンダの秘密ではなく自分の経験を披露していく』
★3月5日、カタールでモトGPクラスのシェイクダウン(テストライダーおよびルーキー選手のみ参加のテスト)が開催された。
★カル・クラッチローは2020年末にホンダLCRを辞め、2021年よりヤマハのモトGPテストライダーとなった。
★クラッチロー元選手は2011〜2013年までヤマハ・テック3チームから参戦しており、ヤマハYZR-M1に乗るのは久しぶりである。
★なお、昨年のポルティマオ最終戦の後、腰痛のため毎週病院通いをしていた。
★クラッチロー元選手がシェイクダウン前の会見で、次のように話した。
「作業予定がずらりと並んでいるんだけど、とにかく、まずはマシンに慣れていくことだから。この7年間、ドゥカティ機とホンダ機に乗ってたんで、ちょっと時間はかかるでしょ。」
【日本ではナカスガ&ノザネテストライダーによる走行テストが行われていたが、なぜこれまでクラッチロー元選手は走行しなかったの?】
「それは僕じゃなくて、ヤマハが決めてやってることだから。とにかく、僕はここに居られて満足っすけどね。本当はセパンでデビューしたかったけど、テスト自体が中止になってしまったから。
最初の何日かは楽ではないだろうけど、とにかく、作業予定が山積みだから。
これまで積み重ねてきた経験故に雇ってもらったんだし、それが諸々を判断する助けになってくれるでしょ。異なるマシンで速く走るにはどうすべきかは掴めてるんでね。
まぁ、ドゥカティでの1年間は苦戦してしまったけど、それでも表彰台には上がれてたし、シーズン終盤は速くなってたから。」
【ホンダ機の秘密を披露していくの?】
「秘密なんてないから。自分で培ってきた経験を披露していきますよ。メーカーが別のメーカーの真似をしたって、なんら問題ではないと思うしね。
各メーカー、それぞれのDNAやフィロソフィーってものがあるから。僕は自分のフィードバックを伝えていきますよ。当然のことながら、これまでの過去の経験と照らし合わせての印象も伝えますけどね。
まぁ、だからって、僕が出した情報が自動的に各マシンに反映していくわけじゃないんだろうけど。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo & Video:Twitter)
モトGPプライベートチームは1シーズン、どのぐらいお金がかかるのか?って話は、note『VR46はモトGP参戦するのか?グレジーニチームはどうなるのか?』でどうぞ!
べらんめえ調の翻訳がカルにマッチしてて好きです。
キャリア形成でみるとカルやダニは上手いことやってますよね。第一線を退いても必要とされてるんですから。方やドーピング疑惑で業界を追われ、突然契約打ち切られるライダーもいる中で。