『バニャイア:ロッシを引っ張ってあげるなんて良いもんだ』
★3月27日、カタールGP予選で、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が首位だった。モトGPクラスでの初PP獲得である。
★2019年のマルク・マルケス記録より0.4秒速い。
★バニャイア選手のコメント。
【ファクトリー移籍後の初予選で、完璧な周回をこなしてみせたが…】
「本当ですね。(1分52秒台が)可能だろうとは言ってたんですが、でも、実際にタイムが出たら、さすがに信じられなかったですね。
本当に信じれないですよ。思ってもいなかったんで…新たなチームで始めるにあたり、これほどベストな形は他にないでしょうね。」
【ヴァレンティーノ・ロッシのことまで引っ張ってあげて…】
「事前に打ち合わせしてたわけではないです。本当に、ばったり遭遇してしまって。後ろにいるなぁ〜とは思いつつも、プッシュすることにしたんです。全力を出すべき時は、前に誰もいない状態で自分のラインで走りたいもんですから。
とにかく、どちらにとっても作戦は上手くいったんじゃないんですか。また、やるのも良いかもしれませんね(笑)。」
【レースはどうなりそう?】
「集団戦になるでしょう。ヤマハ勢とかなり拮抗してるから。ヤマハは第2〜3セクターが強いし、うちはこのスピードのおかげで最終セクターが強いから。だから、かなり拮抗した戦いになると思いますよ。」
【何人ぐらいの集団戦になりそう?】
「実のところ、僕としては少人数が良いんですけどねぇ(笑)。でも、タイムを見る限り、ドゥカティ/ヤマハ/スズキ勢が似たようなペースだから。
FP4で僕はちょっとトラブってしまったんですが、でも、昨日のタイヤを使っていたし、暑さで苦戦してたんで。とにかく、レースリズムはかなり高いものになると思いますよ。」
【タイヤについては?】
「賢く行かないとね。タイヤ温存のため、序盤は抑えていかないと。一番難しいのはコンスタントに走って、終盤に違いを見せていくことですから。」
【つまり、ロケットスタートからの独走逃げ切り作戦はないと言うこと?】
「やろうと思ったら可能だろうけど、でも、15〜16位でゴールってとこでしょうね。」
【強風とも格闘しなければならなさそう?】
「それが問題になる可能性はあるでしょうね。テスト最終日の時みたいな強風になるだろうって話だから、操縦するのは大変でしょう。
うちのマシンは特に強風に弱いんですが、でも、ホンダ以外は、皆、同じ条件だから。」
【ザルコ選手が時速362キロ超えしていたが、あまり速いと危険なもの?】
「ここでそこまで出たってことは、ムジェッロだとどうなってしまうものか…『サン・ドナート』のハードブレーキングなんてねぇ。
実際、ザルコはコースアウトしてたじゃないですか。あれはブレーキングの目印がなかったからなんですよ。ただ、危険なことにはならないと思いますけどね。最高のコンポーネントの未来派マシンに乗ってるんですから。」
Bagnaia delighted to give Valentino Rossi the slipstream “but it wasn't planned”: "Even though he was behind me, I decided to push hard, because when I have to give 100% I prefer not to have anyone in front and make my own lines. Anyway, the strategy… https://t.co/Xu1NrVVSnZ pic.twitter.com/YT2MVDzifc
— gpone.com (@gponedotcom) March 27, 2021
(参照サイト:『Gpone』)
バニャイア選手が「ライバル陣から警戒されてなくても気にしない」って話は、note『2021カタールテストまとめ2:ドゥカティ・ホンダ・KTM他』でどうぞ!
>でも、ホンダ以外は、皆、同じ条件だから。
ホンダは何が違うのか気になる。。。
>でも、ホンダ以外は、皆、同じ条件だから。
話の流れ的に考えればホンダ機は強風に対する感度が鈍感なんでしょうね。
ということはホンダ機は空力的にそこまで攻めていないカウルなんでしょうね。
単純に他より小型だから風の影響少ないって所じゃないの?
コメント通りに決勝のポイントはタイヤの使い方が勝敗を分けそう。