『ミラー:ファクトリーにいて9位なんて取りたくない』
★3月28日、カタールGP決勝で、ジャック・ミラー(ドゥカティファクトリー)が9位だった。
★今回がモトGP参戦100回目だった。
★カタールテストでの結果により、優勝候補と目されていた。
★ミラー選手のコメント。
「好スタートを切って、序盤は思い通りにプッシュができていたし、やり過ぎるようなこともなかったですね。
第12ラップ以降でヴィニャーレスに抜かれたんで、ちょっとペースを上げた方が良いかなと思い、そうしました。ところが、その後、突然、コーナー中盤でリアが流れるようになってしまって。
序盤でタイヤを上手くコントロールするようにしていたのに、役に立たなかったようでね。どうすべきか検討しないと。」
【リアタイヤ消耗については、バニャイア選手もぼやいていたが…】
「ザルコの後ろで3位に就いてた時は、とにかく走りやすかったんですよ…気持ちも落ち着いていたし。ところが、その後、(タイヤの)右側に問題が出てきてしまい、第5コーナーではアクセルと閉じてる状態でリアが流れ、そうなってしまうとコーナーを速く走るのが難しくなってしまって。とにかく検討して、何が必要なのかを考えないと。
僕はファクトリーチームにいるんだから、9位なんて取りたくないんですよ。ただ、今日みたいな状態になったら、9ポイントでも何もないよりは良いですけどね。とにかく、何がどうなったのか明らかにしないと。
1週間後にはまたここでレースをするんだから、色々と分析しないとね。」
Miller: "Fino a metà gara pensavo di vincere, poi il calo della gomma": "Perdevo il posteriore anche a gas chiuso, dobbiamo capire cosa è successo. Non sono nel team Ducati ufficiale per arrivare 9°" https://t.co/JzfeYeZPDf pic.twitter.com/uXz1wb1vbe
— gpone.com (@gponedotcom) March 28, 2021
(参照サイト:『Gpone』)
ドゥカティ機のエアロダイナミクスが一歩先を行ってるって話は、note『2021カタールテストまとめ2:ドゥカティ・ホンダ・KTM他』でどうぞ!
えー…また今年もタイヤの当たり外れ騒ぎが始まるの!?
タイヤはいつも難しいもんですね。
ミラーはプレッシャー感じずに彼らしくクールに前へ進んでほしいな
タイヤの当たり外れなんて話は正直無いと思いたいです
去年のミルは外れに当たらなかっただけのラッキーボーイチャンピオンでしょうか
あるいは不調ライダーは全員外れタイヤの犠牲者でしょうか
単純にタイヤの使い方とタイヤの温度だと思います
ミルはずっと前から「先行車のスリップにつきすぎるとタイヤがすぐイカれる」と言ってました
ようするに集団の後ろになるとタイヤが冷えにくく単独走行よりも極端に劣化するってことでしょうけど
そう考えるとタイヤに熱が入りやすい乗り方になる体重が重いライダー(ロッシやペトルッチ)や最高速が出すぎるマシンにリアタイヤの問題が出たのも理屈が通る気がします
ミラーもロッシもファビオも集団の先頭ではなかったですよねレース中
団子になってるうちにリアタイヤが冷えず過加熱で終わっちゃったんじゃないでしょうか
一方のヴィニャは程々にパッシングしてずっと集団の後ろってわけではなくタイヤも冷やせて
トップになればそれこそタイヤの熱を気にせず走れたんじゃないかと
FPや予選と決勝との差を考えるとやっぱ集団か単独走行かに思えるんですよね
もしそうであれば先行車に接近して機を伺うという従来のスタイルは昨今のタイヤの温度管理上最悪で
抜けるときスパッと抜いて集団の先頭になってタイヤを冷やせるライダーじゃないとタイヤに厳しいのかも
ペッコの予選タイムも2019年のマルケスより速いしタイヤへの負担は明らかに上がってるでしょうし
昨シーズン数名のライダーが言っていましたが、ミシュランタイヤは性能を発揮する温度や条件の範囲が狭すぎるってのが一つの問題かもしれません。
個体差の問題もあるようですし、本番になってゴロっと変わるのは見てる側もちょっと面白くないですね。
ブリジストンタイヤ時代に比べると良くも悪くもタイヤが勝敗が決まる要因や話題の中心になりすぎかな~。。。
逆に一昨年(か去年?)はタイヤが保ちすぎるみたいな愚痴がドヴィからあった気がしました
自分のタイヤマネジメントスキルがタイヤ自体のロングライフ化であんま意味ねえな!みたいな
とはいえ当時のドヴィのタイヤマネジメントって先行してると全体のレースペース自体が抑えられ
終盤ヨーイドン!でタイヤを使い切るような感じに見えたので
タイヤがすぐに終わっちゃうドヴィ曰くマネジメントの技巧が光る環境は結構見てる側には渋く感じちゃうなって…
当時のレースの周回の数割はトップグループ全員がただタイヤのライフを保たせるために走ってるような感じに見えました
(ここでバトルするとバトルしたライダー達だけがタイヤ消耗してしまうから最終的に勝つなら中盤仕掛ける意味がまるでないので双方自身の利益のためバトルはしない)
なのでレース全周回をエキサイティングさせるには
タイヤ自体のロングライフ化はされたほうが良いんでしょうね(ドヴィのような技巧派には泣いてもらうとして)
外野自由席のたわごとですが、石橋時代にはこの手の話題はなかった気がします。
ライダーの体重差の影響があるとか当たり外れがあるとしか思えないライダーへのフィードバック感覚とか
何よりもこの競技は耐久レースではなくスプリントレースなのにタイヤライフに配慮したペース配分能力が要求される事自体 おかしな事だと思います。
各メーカーの提供するマシンを全てのライダーが全力で操りチェッカーフラッグを目指して競い合う姿を見たいのは化石化する私だけなのでしょうか?
ブリジストンはオリンピックなんかに大金寄付なんてしないで、早くMotogpに戻っておいで。
タイヤで勝負しなきゃ!