『ピエラ:ペトロナスやVR46がKTM育成ライダーを狙っている…お灸をすえねば』
★KTMのステファン・ピエラCEOが、最近のインタビューで次のように話した。
【2022年のKTMテック3の選手ラインナップについては?】
「レミー・ガードーナーとは、確信を持って契約を交わしました…現在、絶好調ですからね。(契約が決まり)プレッシャーも軽くなったことだし、今後はモト2のタイトル争いに集中できるでしょう。
まぁ、とにかく、もう1つ確定していないシートがあるわけですけどね。」
【現在、テック3から参戦しているダニーロ・ペトルッチとイケル・レクオナについては?】
「ザクセンリンクGP以降、テック3選手にはファクトリー同様の改良マテリアルを提供する予定です。そこからのレースがどうなって行くか…様子見ですね。」
【具体的には、いつ頃、決定するの?】
「タイムリミットは、最後の最後までですね。」
【KTMが育成してきたライダーに関しては、まず、フェルナンデス選手はヤマハ・ペトロナスがロッシ後任にと考えているようだし、また、モト3のペドロ・アコスタはVR46チームがモト2昇格させようかと候補に入れているようだが…】
「両選手とも、うちと長期契約を交わしてるんですけどね。こうした件については…まぁ、他のチーム陣の姿勢については、少しお灸をすえるべきでしょうね。
若年ライダーに対し…時には17才以下のライダーに対し、現在の契約を破棄して移籍することを勧めたりするのだから…大問題でしょう。
ドルナのカルメロ・エスペレータ代表にも、そう言っておきましたよ。今のようなやり方では、規律と言うものは生まれないのだから。うちは長期で契約するようにしてるので、比較的、落ち着いてはいますけどね。」
【昨年は新型コロナのせいで開幕が遅れ、KTM機の強さを証明することがなかなかできず…結局、KTMが育成してきたホルヘ・マルティンが、今年、ドゥカティ・プラマックからのモトGP昇格を決めたわけだが…】
「そうですね。そのために違約金まで払ってね…。まぁ、うちには馴染めなかったわけで。別に、なんの理由もなく離脱を認めたわけではないですから。
うちは、できるだけ長く一緒に頑張っていけるライダーと組むようにしてるんですよ…うちのメーカーの代表になってくれるようなライダーとね。KTMは家族みたいなもんだから。オリヴェイラやビンダーのように、10年近くうちで頑張っている選手らと一緒にね。いまや、我々の関係も完全に違うものになってますからね。」
Pierer, KTM: "ho chiesto ad Ezpeleta di vigilare sulle rotture dei contratti": Quale è il futuro di Fernandez e Acosta? Petrucci ha ancora speranze? Il Ceo della casa di Mattighofen risponde: "Ai giovani non deve essere permesso di rompere gli accordi.… https://t.co/Ha6NPV1oCu pic.twitter.com/NLCyogOrqA
— gpone.com (@gponedotcom) June 11, 2021
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Tuttomotoriweb』)
(Photo:Instagram)
KTM機はなぜ速くなったのか?…って話は、note『2021イタリアGPまとめ』でどうぞ!
今やホンダとKTM以外はMOTOGPクラスしかマシン出してないから他が育てた選手引き抜くしか若手を手に入れる方法が無いってのが現状
それに規制かけだしたら本当に金持ってるメーカーしか勝てるチームが作れなくなる
KTMの言い分もわかるけど今の実情しょうがないと思うけど
でも若手から育ててるVRがアコスタ引き抜くのは今までの活動の根底を揺るがす事になるのでは?
VR46のアコスタ引き抜きに関しては、彼で利益をあげようと言う考え以上に、敵になる前に味方にしてチームのデメリットを減らそうって、私なら考えます。
>今やホンダとKTM以外はMOTOGPクラスしかマシン出してないから他が育てた選手引き抜くしか若手を手に入れる方法が無いってのが現状
>それに規制かけだしたら本当に金持ってるメーカーしか勝てるチームが作れなくなる
投資した分のリターンはあるべきでしょ
チーム単位で言えばペトロナスだってmoto3,moto2,motoGP参戦しているわけで
KTMと共に若手起用に意欲的だからこそ魅力的な新人のステップアップにつながる
金を持ってるチームしか勝てない!じゃなくて若手育てたいなら下位カテゴリにももっと金を出せってことだよ
モータースポーツ全体を盛り上げるためにね
違約金払って選手に契約解除させるほうが絶対安上がりなわけで
そっちのほうが賢いということになったら誰も金をつぎ込んで下位カテゴリから選手育てなくなっちゃうでしょ常識的に考えて
どんな長期契約にせよ、
「著しい成長を伴い、破格ライダーになったとしても自由に再契約もできずに契約料も雇用側の思うがまま」
であれば、もはや人道的に許されない契約になるし、そんな長期奴隷契約は誰も結ばない
契約破棄に当たっては、それなりの違約金を設定しておけばそれでいいだけ
投資分をそこで利息のせて回収できていればそれで充分なはず
言い分はわからんでもないですが じゃあ何で長島哲太の契約切ったんだよと
ワークス契約じゃないと言われたら、それまででしょうが、要は速い選手は持ってくな、それ以外の選手はドーゾドーゾ? それが家族ねぇ・・・
としあきさんに同意ですね
有望なサテライトチームに投資してmoto2、3に参戦させてライダー育成をすればいい
それこそワークスは情報網はあるのだからアメリカン、オージーの若手を仲介すれば双方にメリットもあるだろう
YAMAHAが安価で提供してでもVR46を繋ぎ止めたかったのはライダー供給を期待してるのもあったはず
サッカー界では有望な若手選手にはファンド会社が投資してビジネスをするのが当たり前になってきてるから、育成囲い込みを構築しておかないとどんどん契約金だけが上がっていくよ
その点KTMは一歩先にいってると思う
nsさんの考えに同意です。
逆に言ったらまだ判断力の伴わない17歳以下の少年に、移籍の事由がない長期契約を結んでメーカーに縛り付けるのは道義的にどうか?という話も出来てしまう訳で。終身雇用なみにその間はどんな成績でも必ずシートを用意して面倒見る、という約束ならまた別だけど。成績が悪ければ解雇する権利は持っているんだろうし。
投資に対するリターンはあって当然だけど、それが金銭であっても良いと思います。違約金を払っての移籍が悪手のように言われるのは少し問題があるように思えます。そもそも自社のシートに魅力があれば選手だって移籍なんか考えないだろうし。
まぁサッカーの移籍事情などを見ても、その辺のやり取りは向うは慣れっこなので、その辺は充分わかった上で牽制の意味で「お灸をすえる」とか言ってるんだとは思いますが。
ところでヨーロッパでは「お灸をすえる」ってどういう表現をするんでしょう。お灸は熱くてその時はキツイけど治療でもある訳で、日本語って優しいね、と改めて思いました。(笑)
としあきさんの意見に同意ですね
KTMが言うようにホンダやKTM以外のメーカーはmotoGP以外にももっと投資しろよって思います。
モータースポーツを盛り上げるためには若い選手が活躍できる場をもっと作るべきだし、
活躍した選手にはそれ相応の待遇を用意すれば良いのに、
そうすれば今のイタリア人とスペイン人以外の国の選手にも世界に通用する若手が現れるかもしれないのに
そのサテライトチームに投資する金が無いからできないんでしょ?って話だと思うんですが
近年moto3に金がかかるようになったのはKTMのせいな気がするが、ホンダが下位カテゴリーには金かけさせる訳にはいかないと言うの無視して高価なパーツ投入しまくって勝ってイキったら、ホンダも本気出して現在の開発競争になった気がする。
それで負け始めたらホンダはmoto3に金をかけすぎてるみたいな事をKTMが言い始めた時は流石に引いた