『チェッキネッロ:ロッシは唯一無二だが、永遠の存在ではない』
★ホンダLCR両選手の現時点での総合順位は、以下のとおり。
総合11位タカアキ・ナカガミ(41ポイント、首位とは115ポイント差)
総合15位アレックス・マルケス(27ポイント、首位と129ポイント差)
★ルーチョ・チェッキネッロ氏(チームマネージャー)が、7月13日付けのイタリアサイトのインタビューで次のように話した。
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【選手のラインナップについては、現状通り?】
「ナカガミもアレックスも契約済みですからね…ただ、マシンの方はまだ分かってないんですよ。最新ファクトリー機だろうとは思うが、まだ、確認は取れてないんで。」
【今シーズンのタイトル争いについては?】
「極めて拮抗していて、激しい競争になってますね。ヤマハが良い仕事をしているけれど、ドゥカティやスズキも良いですしねぇ。KTMやアプリリアのマシンも、かなり育ってきているし。」
【ホンダは?】
「早々に追いついてきますよ。もうマルクが復活してるんだから。」
【今年のチャンピオン最有力候補は、誰だと思う?】
「クアルタラローですね。太刀打ちできるレベルの選手は皆無でしょう…今年のクアルタラローのように、あんなに安定し、しっかりしている選手は他にいませんからね。」
【ヴァレンティーノ・ロッシについては?】
「ヴァレンティーノは、GPが開催されている全サーキットに銅像が建っても良い選手ですからね…二輪レースと言うものを、世間全般に広めた功労者なんだから。ヴァレンティーノのおかげで、モトGP人気は飛躍的に伸びたんですから。唯一無二の存在ですよ。
ただ、永遠に続くものなんかは存在しないわけで…パフォーマンスが劣化していくのは自然なことですからね。
ライディングスタイルは時代によって変わっていくもので…現在、ヴァレンティーノは20才の若者たち相手に戦ってるわけでしょ。スタイルは変わっていて、それに慣れるのは容易なことじゃないんですよ
サッカー・ヨーロッパ選手権のイタリア対イギリス戦で、20年前のベストプレイヤーでチームを組んで戦うようなもんだから。それじゃあ、勝てないでしょ…プレイの仕方が変わってしまってるんだから。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
クアルタラローが「ロッシ後継者と呼ばれ、当初はプレッシャーがあったが…」って言った話は、note『2021ドイツGPまとめ』でどうぞ!
いや!20年は言い過ぎと思うぞ!せめて10年ギリ5年
銅像が建ったら永遠の象徴ですよ。