ロッシ、最後のモトGP木曜会見［その1］：2021バレンシアGP

『ロッシ、最後のモトGP木曜会見［その1］』

★11月11日（木）、ヴァレンシアでの今シーズン最終GPに向け、今回で引退となるヴァレンティーノ・ロッシ（ヤマハ・ペトロナスSRT）のためにドルナが特別会見を開催した。

★16時02分（現地時間）、会見開始。会場には多くの選手が集まっている。

「（今回、世界選手権タイトルを獲得したマシン全機が展示されていたが）、あれは全て自宅に置いてあるものなんですが…ホンダ機だけがないんですよ。アプリリアのもヤマハのも家にあるんだけど…。
2004年のヤマハM1機なんか寝室に置いてありますからね！毎朝、目が覚めると目に入ってきて…ただ、今回のようにずらりと並べられると壮観でねぇ。
1台目なんか長い歴史を感じてしまうし、最後のを見たら、『ここから、もう10年以上参戦してるんだよなぁ…』と思うわけでね。
長く、そして、感動的な道のりでしたね。

A special surprise on the eve of his final Grand Prix! 🤩@ValeYellow46 unveiled his nine title-winning bikes and the memories came flooding back! 🙌#GrazieVale pic.twitter.com/vo3aw6rCL2

— MotoGP™🏁 (@MotoGP) November 11, 2021

（今年は）特殊なシーズンでしたね…後半なんか特に。ここ数戦は（引退について）考えないようにしてたけど、結局、無理でした。
今日、あのマシンがずらりと並び、そして、こうして全選手が集まってきてくれ、実に感慨深いですよ。
素晴らしかったし、（次は）どうなるんですかねぇ。トラックに出たら全力で頑張りますよ…雨が降らないでくれると良いんだけど。」

16時07分
「引退会見後、多くの選手やライバル達からメッセージが寄せられて…あれは本当に良いもんでしたね。
いつか、まさにここヴァレンシアで、こう言う会見をやることになるんだって、ずっと想像してきたんですよ。また、僕の場合、ここは反対の意味で特別な場所でもあるわけだから。変な感じでねぇ…いつも通りの気持ちでいるようにはしてるけど。
通常、ヴァレンシアに居るってことは、これが終わったら選手は休暇に突入するから、皆、ウキウキしてるわけで…でも、僕の場合は月曜日から新たな人生が始まるんですよねぇ。まぁ、あまり考えたくはないけど…四輪の方でレーサー業は続けていくんだし。ただ、生活はがらりと変わるでしょうね。」

16時09分
「アルベルト・プーチ（ホンダ・チームマネージャー）に、（ホンダ時代にタイトルを取った）500cc機を譲ってくれるよう頼んでみたんですよ…あのマシンは本来僕のものになるはずなんだから。
自宅にスペースも確保してあるのだけど、いくつかの理由でいまだ手元に届かないんですよね。ホンダが気を変えて、譲ってれる気になってくれると良いんだけど。
もちろん、きちんと管理しますよ…適温に保って置いておくんで！」

16時11分
「これまでのキャリアでもっともポジティブだったのは、大勢が僕を追随してくれたことですね…イタリア国内でも世界ででもこのスポーツが元気になって、有名になったでしょ。
ここまでのキャリアで、アイコン的な存在になれたって言うのは良いもんですよ。普通、二輪レーサーにとってはトラック内での出来事の方が常に重要だけど、とにかく、僕の場合はそっちが一番重要なことでしょうね。」

16時12分
「VR46の選手達が、今、ここに居ると言うのが素晴らしいですよ。ライバルも、そして、皆、居てくれることもね。なかには長年戦い続けた相手もいるわけで…もちろん、友人なのだし、これからはベストな関係となるでしょう。今回、僕にとって、それが最高のことですね。」

16時13分
「将来的に、スタンド席が真っ黄色に染まると思うんですよね。これまでのような感じではないだろうけど、でも、46を掲げた大勢の黄色いファンの姿が目に浮かぶんです。来年、そう言うのも雰囲気を盛り上げてくれるでしょう。
何戦かはパドック入りするつもりです…自分のチームもできることだしね。あと、VR46ライダーズアカデミーの選手らをサポートしていきますよ。
選手じゃないのにピットボックス入りするのがどんな感じかは分からないし、楽しいかどうかも分からないけど…まぁ、トライしてみますよ。」

［　その2に続く　］

（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Twitter）

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