『エスパルガロ:優勝争いができなければ、ホンダは僕の後任を探すだろう』
★3月6日、カタールGP決勝でポル・エスパルガロ(ホンダファクトリー)がグリッド6位から好スタートを切り、レース大半で首位を固持し、最終的に3位でゴールした。
★エスパルガロ選手は2020年末にKTMからホンダに移籍し、2021年は表彰台を1回獲得し(※ミザノ、2位)、総合12位だった。
★エスパルガロ選手が西サイト『Marca』の3/16付けインタビュー記事で、次のように話した。
【今年はモトGPタイトルに、いよいよ近づいてきた?】
「冬期テストがこんなに良かったことは今までないし、こんな良いマシンに乗れたのも初めてだし、これほど自分が成熟してきたと感じたのも初めてなんですよ…身体的にもね。
キャリア最高の時って感じで…ベストな所にいるし、思い通りの結果を出せそうです。」
【2022年版ホンダ機も合うようで…】
「このマシンは速いですね。リクエスト通りのものが用意されてるし、あまり転倒もしないんですよ。思い通りの結果を出せそうで…実にポジティブなことですよね。」
【昨年末から貴方がホンダと契約更改できるかどうかが話題になっており、後任にはミール&クアルタラロー選手らの名前があがっているが…】
「それもビジネスの一環ですから。世界選手権に参戦するようになって15年経つんで…そう言うことも良く分かってます。
そう言う重要な時期は焦らず騒がず、自分のポテンシャルや可能性についてきちんと自覚を持つようにしないと。とにかく自分自身に賭けていくだけです…他に道はないんだから。
冬期テストを終えた時、ちょっと迷いが晴れたんですよ。ここに至るまで、一度たりともホンダとの関係が壊れそうになったことはないですからね…双方、満足してるんで。
今年はこのマシンを仕上げるのに一緒に懸命に努力してきて…これ以上は無理ってぐらい、上手くいってます。」
【アルベルト・プーチ氏(チームマネージャー)も、『ホンダがミルと交渉中と言う噂は、誰に対しても配慮が欠けている』と言っていたが…】
「アルベルトの良いところって、特にあの正直さなんですよね。
KTMにもそう言う姿勢があって、素晴らしいなと思ってたんですよ…オーストリア文化と言うのは実にダイレクトで厳しいものではあるけれど、その一方で純粋なんですよね。何が起きてるかが常に一目瞭然なんですよ…良いにつけ、悪いにつけ。アルベルトの仕事への姿勢も、それと良く似てますね。
結果が重要だなんてことは僕が一番良く分かっていることだし、現在はトップ10争いができれば良いと言う立場じゃないですから。
優勝争いをしていかなければならないわけで…それができないなら、ホンダは他の選手を探すでしょう。そんなの隠すような話じゃないから。それが現実なんですよ。現実から目をそらすなんて馬鹿げたことだから。
僕もホンダも承知の上だし、何戦か終わったら全てが見えてくるでしょう。僕は、残留して然るべきレベルになってると思いますけどね。」
【KTMからホンダ移籍を決めた際は、選択を間違えていると思われていたようだが…】
「そう決めたわけですから。2つ選択肢があったら、良い方を選ぶものでしょ…馬鹿じゃないんだから。あの時、目の前に2つの選択肢があって、僕は良い方を選んだんです。後悔なんてないんですよ…そんなの時間の無駄でしょ。
僕は今年のプロジェクトに100%集中しきってるんです。一瞬たりとも、過去に目を向けてる暇なんてないんです。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
今年はホンダとドゥカティが群を抜いているって話は、note『2022 セパン&マンダリカテストまとめ』でどうぞ!
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プーチは所属選手からの評判はいいんだよね
たまに無茶苦茶言ってマルケスすら唖然としてるときはあるけど…
去年は古傷悪化でパドック入りできなかったとき
マルケスとポルが居ないとすごく困ると言ってたのを覚えてる…
特にポルが移籍後うまくいかずメンタル落ち込んでるときに発破かけてたっけ
このインタビューでポルも言ってますがプーチさんは何でも正直に言っちゃう人なんでしょうね
それで黙っておけばいいことまで言っちゃって炎上しちゃう…小さなことまで直ぐに炎上する現代では格好の餌食
でも逆に考えると二枚舌や三枚舌が当たり前の魑魅魍魎が渦巻き、誰を信用したらいいか分からなくなるMotoGPの世界では信用の置ける人と写るのかもしれませんね
今年のポル注目してるよ