『クアルタラロー:なぜFP3でマルク・マルケスを引っ張ってやったのか?』
★5月14日(土)、フランスGP モトGPクラスの予選でファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、総合首位)が4位だった。
★ピットボックスに戻った際、怒りは見せなかったものの、やや残念そうではあった。しかし、すぐに落ち着きを取り戻していた。クアルタラロー選手は、確実に『強者の静寂』を身につけている。
★クアルタラロー選手のコメント。
「ピットボックスに戻った時、確かに喜んではいなかったけど…2分もしたら、いつも通り、落ち着いた気持ちになれました。だって、あれ以上は無理だったから。
実は、うちのマシンは予選ではギリギリの状態で…ドゥカティ勢は1周タイムの戦闘力が高いんだし、うちはあれ以上は無理なんですから。他のヤマハ選手らだって、大きく引き離されてたじゃないですか。
だから、満足はしています。うちは上手くは出来てたんだし。
そりゃあ、選手なら誰だって常にPPを取りたいでしょ…PPは最速って意味で、それ以上速く走るのは無理ってことなんだから。
でも、最終的に予選では楽しめてたんですよ。このマシンでもって、本当にぎりぎりのことをしたのだし、あれ以上は無理なんですから。」
【しかし、1列目にはドゥカティ機が2台並び…もしかしたら、またヘレス戦みたいになってしまうのでは?】
「いや、今回は違うと思いますね。ヘレスではフロントにハードタイヤを履いてたんですが、単独走行の時でさえ少し苦しかったんですよ。でも今回は、ソフトタイヤならかなり強い走りができるんですよね。
もちろん、オーバーテイクは難しいし、特にドゥカティ機は加速が強いから…でも、27周回のうち、どこかで抜きようがあると思うんですよ。」
【(今回のレースは)2位でもOKだと思う?】
「頭で考える分には、OKじゃないです…とにかく、攻めていかないと。勝利を目指すなら、守りに入っていてはダメでしょ。」
【メインライバルは誰?】
「まだ各選手のペースを確認してないんで…でも、1列目の3選手は全員強いでしょうね(※バニャイア、ミラー、兄エスパルガロ)。
あと、リンスもかなりコンスタントだし。でも、うちだって勝負に加わっていけるでしょう。」
【なぜFP3でマルク・マルケスを引っ張ってやっていたの?】
「あの瞬間は自分が好リザルトを出すことだけを考えていて、マルケスの後追いはどうでも良かったんです。
でも、ちょっと考えてみたら、予選にもう1台ドゥカティが加わるよりはマルケスの方が良いかなぁ〜と思って。」
【速いうえに、冴えてもいて…そう言うの、フランス語では何て言うの?】
「『Chapeau(※シャポー:凄い)』ですかね…。」
From one Champ to another 🤝
Respect between rivals! 🙌#FrenchGP 🇫🇷 pic.twitter.com/oWFJypiT35
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) May 14, 2022
(参照サイト:『Moto.it』)
クアルタラローが「去年より強くなったと思う」って言った話は、『2022 スペインGPまとめ』でどうぞ!
マルケスも舐められたものだ。
ペッコとファビオはマルケスに後追いされるのを気にしてない。気にしているのはアレイシ。
今やその他大勢の一人ですからね。
YAMAHA勢のサポートが受けられないならHONDAでも利用するか…恐ろしい子
せつない…
>あの瞬間は自分が好リザルトを出すことだけを考えていて、マルケスの後追いはどうでも良かったんです。
>でも、ちょっと考えてみたら、予選にもう1台ドゥカティが加わるよりはマルケスの方が良いかなぁ〜と思って。
これ後追いに対して面白いアプローチだね
確かに明らかにFPでも…というより今季のマルケスならQ2来たところで別に怖くはない
後追いされるのを嫌ってスロー走行してタイヤ冷やすよりよっぽどマシ
FP3での握手も予選への牽制になってたね
チャンピオンの余裕だ
マルケスの今の状態じゃ無理もない。
というより、今後大丈夫なのか体調。
今回の転倒で、またダメージ負ってる
んじゃないか?
2019年に彗星の如く頭角を表し始めたファビオを毎レース、貫禄で退けていたマルク。ファビオも全然若いんだけど、その際の経験からどこか、他のライターにはないマルクへの畏敬があるのかも知れない。ホンダ、ヤマハのファクトリーライダーのみがトップを走れていたのも今は昔。2007年以外を除く、過去50年間タイトルを独占してきた日本メーカーも遂に風前の灯か。。となるとファビオとマルクを応援したくなってしまう。 関係ない話で悪しからず。。