MotoGP

ドゥカティはバニャイアのためにミラーと契約更改すべきでは?:ジョバンニ・ザマーニ

『ザマーニ:ドゥカティはバニャイアのためにミラーと契約更改すべきでは?』

★5月14日(土)、フランスGP モトGPクラスの予選が行われた。

★ドゥカティファクトリー両選手は上位タイムを記録すべく、ピットボックスから一緒にスタートし、チームプレイでの作戦を実行していた。
苦戦気味だったジャック・ミラーが2回目のタイムアタックで、超速のフランチェスコ・バニャイアのスリップストリームを活用して2位を獲得していたのだ。なお、バニャイア選手は首位(1分30秒450)だった。

★チームプレイであったことはミラー選手も認めており、両選手の息がぴったりと合っていることがうかがえる。
このため、2023年に向けてドゥカティはミラー選手を放出せず、同コンビを継続させた方が得策ではないかと言う意見が多数出てきている。

★なお、今のところ、ミラー後任は、エネア・バスティアニーニとホルヘ・マルティンのいずれかだろうと言われている。

★バニャイア選手がイタリア衛星放送『SKY』のインタビューで、次のように話した。

「ジャックとは本当にとっても上手くいってるんです。一緒に作業することもけっこうあるし、チームメイトが他の選手だとこうはいかないと思うんですよ。
ミラーは本当にとっても強いライダーだと思うし、僕ら2人の間のバランスも凄く良くって…他の選手と、こんなに上手くバランスを取るのは難しいと思うんですよ。
もちろん、僕はあくまでもライダーなんで上手く適応していくつもりだけど…でも、もし(ミラーが)継続してくれたら凄く嬉しいですね。」

★ドゥカティのジジ・ダッリーニャ氏(ゼネラルディレクター)が予選後、イタリア衛星放送『SKY』のインタビューで次のように話した。

「ペッコとジャックは凄かったですね…あの2人は、一緒に上手く作業するんですよね。素晴らしいチームプレイでしたよ。」

【ファクトリー選手の契約については?】
「我々はジャックのことが大好きなんですよ。ファクトリーもプライベートも、チーム編成に関しては然るべき時間をかけて決定するつもりです。」

★イタリアのジョヴァンニ・ザマーニ記者(『SKY』レポーター)が予選後、次のように話した。

「今回、ドゥカティファクトリー両選手が予選で見せていたチームプレイは実に意義深く、今回のレースの鍵になる可能性があり…
現在、総合首位のファビオ・クアルタラローはペース面ではトップだがグリッド2列目スタートなため、ドライレースならば確実に苦戦するでしょうから。
バニャイア自身も『来年もミラーとチームを組みたい』と公言しており、これまで自身が苦戦していた時にミラー選手に引っ張ってもらったこともあると認めているんですよ。
ドゥカティはここ3戦ほどの結果でバニャイア選手のチームメイトを決めるつもりでいるのですが(まだ決まっていないのであればだが)…
もちろん、決して簡単な選択ではないのだが、ただ、現在のファクトリー両選手の和を崩すことが得策なのかどうか熟考すべきだと思いますね。
今日の予選のようなチームプレイが、明日のレースでも見られるのかもしれないのですから。
もちろん、ミラーも自身のレースを大切にはするだろうが、バニャイアが首位で自分が2位になった際、無理やり抜いて優勝しようとはしないのではないでしょうか。
(バニャイアのチームメイト選びは)ドゥカティにとって、じっくりと考慮すべき問題でしょうね。」

★ルーベン・チャウス氏(元ドゥカティ・アヴィンティアのチームマネージャー)のコメント。

「ドゥカティは今年2月にバニャイアと2024年末までの契約更改をしていたが、チームメイトには『何が何でも自分が勝ちたい』と思うような選手を選ぶべきではないでしょうね。
ミラーと言うのは、当然、勝ちたい気持ちはあるのだが、その一方で、バニャイアの次でも良いと言う気持ちのある選手だと思うんですよ…。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Twitter

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POSTED COMMENT

  1. へほへも より:

    取り巻く環境や考え方までどんどんF1化していってるなぁ…

  2. タディの星に願いを より:

    きのう、同じこと考えてた ドゥカティファミリー全員動かさないでほしいと。雨に強いライダーがいるというのも大きいし

  3. ugem より:

    あのとんがっていたミラーがボッタスみたいなポチになるのか・・・。
    隔世の感だな。

  4. maxtu より:

    ヴァレ時代のコーリンの役割から別に変わってないよね

    野心満々でエースライダーに突っ込んでいったイアンノーネのようなライダーは追われていったわけだし、今のDUCATI体制の利点はワークス同等のサポートで数人を囲っていけること
    だからミラー残留の可能性はありえると思ったけど、この前のリンスを巻き込んだような転倒もあるから評価が難しいのよ

  5. としあき より:

    ペッコ大不調のときはミラーがピットで随分励ましてたのは印象深かったよ
    ペッコはナイーブなところがあるから
    moto3選手死亡したGPでもGPライダーで多分一番動揺してたし
    ここにバスティアニーニやマルティン入れるとたしかに鬱になりそう

  6. 田中 より:

    バイクが完成度が高いメーカーならではの
    悩みだね〜。
    人材も豊富で、だれが乗っても速い。

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