『プーチ:アレックス・マルケスは上手く機能しているマシンに乗り換えた…』
★アレックス・マルケスは2020年よりホンダファクトリーからモトGP昇格し、同年、2位を2回獲得した。
2021年よりホンダLCRから参戦しており、今シーズンの最高リザルトは7位(ポルトガルGP)で、現在、総合17位(40ポイント)に就いている。
★なお、マルケス選手は2023年、ドゥカティグレジーニから参戦することが決定している。
★これまでホンダはマルク・マルケス(※アレックスの兄)のライディングスタイルに合わせたマシン開発を進めてきたが、2020年7月の開幕戦で同選手が深刻な骨折を負い、以前のような操縦ができなくなって以来、開発が迷走している。
★アレックス・マルケス選手が、6月末のインタビューで次のように話した。
【今年のホンダ機については?】
「ホンダはずっと、はっきりとした方向性をしっかりと築き上げられるたライダーに合わせるのに慣れていたんですよ。
(マルクの骨折により)混乱が生じてしまい…兄のフィードバックとは違うわけですからね。それで、どんどん悪い方に行ってしまったんです。
現時点ではエンジンがイマイチだし、新パーツも上手く機能しないし…僕としては、喜ばしい状態ではないですね…速い走りができると言う手応えがないんですから。
人によって解釈は異なるでしょうけど、でも、賢い人ならば、どう言う現状かは察しがつくんじゃないんですか。」
★ホンダのアルベルト・プーチ氏(チームマネージャー)が、7月初め、『Radio MARCA Barcelona』のインタビューで次のように話した。
「(アレックス・マルケスは来年)きちんと機能することが証明されているマシンに乗るわけでね…ドゥカティ機はきちんと機能してるわけですから。
アレックスにとって本当に良かったと思ってますよ…どんな力があるのか、いまだ証明していない選手なんですからね。それが、操縦の複雑なマシンに乗ってしまったわけでしょ。
来年、どんな風になるか…楽しみですよ。」
★なお、2019年末にホルヘ・ロレンソが引退を決めた際、その後任にアレックス・マルケスを強く推したのはプーチ氏である。当初、マルク&アレックスの兄弟チームは大きく注目されたものの、両選手が共に参戦したのは2020年7月のヘレス開幕戦のみだった。
(参照サイト:『Corse di moto』)
ドゥカティがバニャイアに賭けたのは間違いだったのか?って話は、note『2022 ドイツGPまとめ』でどうぞ!
弟マルケスの移籍は、将来の兄マルケスドカティ移籍への布石になるのかな・・
弟マルケスは低迷の理由を本田とホンダ機の責任にしてるけど、総じて中上さんより下の成績なんだよね。