『ミラー:ドゥカティにはライディングコーチがいない…』
★ジャック・ミラー(27才、ドゥカティファクトリー)は2022年末に、KTMファクトリーに移籍する。
なお、今シーズンここまでのリザルトは以下のとおり。
リタイア/4位/14位/3位/リタイア/5位/2位/15位/14位/3位/6位、総合7位(91ポイント)
★ミラー選手が『Speedweek.com』の7月11日付けインタビューで、次のように話した。
【貴方は2015年にモト3からモトGPへ飛び級昇格したが…】
「そうですね…僕のモトGPキャリアって言うのは、あまりシンプルなスタートだったとは言えないでしょうね。
ホンダLCRではカル・クラッチローと組んだんだけど、僕はオープン機にしか乗れなかったんですよ。だから、1年間はモト2クラスに参戦したようなもんですよね。
それでも、その年、同じマシンに乗ってたホンダ選手には勝てたんで…ニッキー・ヘイデンとかユージン・ラヴァティとかね。」
【2016年からは普通のモトGP機に乗れたものの、慣れるのに苦戦し…それでもアッセンのウェットレースで初優勝を獲得していたが…】
「ウェットが得意って言うのはラッキーですよね。新人ライダーのわりには物凄い能力が高いとか、マシンの装備がかなりハイレベルだって言うんじゃないなら、(ウェットが得意だったりすると)けっこうプレッシャーから解放されるから。」
【ところで、現在、ドゥカティ内にはライディングコーチのような存在はいるの?】
「トラック脇で僕のことを観察してくれるような人は誰もいませんね。
まぁ、結局のところ、うちはファクトリーチームなんだし、僕はファクトリー選手なわけだから、通常、第三者の情報に頼るようなことはしないんですよ。
ビデオ分析もないですね…ディテールを観察し、伸ばしていくには有用なんだけどねぇ。
どんな些細なアドバイスだって、伸びていく助けになるんだから。」
★ミラー選手の世界選手権キャリアは以下のとおり。
2011年ドイツ戦にワイルドカード参戦し、その後、シーズン後半からペーテル・シェベシュチェーン後任として参戦する。
2012年からホンダ機でモト3にフル参戦する。
2014年、KTM機でモト3クラス総合2位となる。
2015年、ホンダLCRよりモトGPクラスに飛び級昇格する。
2016年、ホンダEstrella Galicia 0,0 Marc VDSに移籍。同年アッセン戦で、モトGPクラスでの初優勝を獲得。
2018年、ドゥカティプラマックに移籍。
2021年、ドゥカティファクトリーに昇格。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
ドゥカティ内の雰囲気がまた悪くなっているのか?って話は、note『2022 ドイツGPまとめ』でどうぞ!
ミニモトでも同じようなライディングフォームなんですねぇ。