『マルケス:ミールについて、アルサモーラについて…』
★9月2日夜、マルク・マルケス(ホンダファクトリー)がミザノサーキット入りした。レース後に行われるモトGP公式テスト(9/6〜7)に参加するためである。
★9月3日、マルケス選手がミザノパドックにて会見を開き、大勢が集まった。マルケス選手は心身ともに良好そうで、迷いもなく、やる気に満ちた様子である。
🙌 @marcmarquez93 is back in the paddock!!
He's looking very chilled ahead of his medical check this afternoon 😎#SanMarinoGP 🇸🇲 pic.twitter.com/MBpqOZT30Y
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) September 3, 2022
★マルケス選手のコメント。
[ 前半はこちら ]
【現在、心配なのは…?】
「僕が一番心配しているのは自分の身体のことであり、そして、また戦闘力の高い選手に戻れるかどうかなんですよ。
これまで僕は常に戦闘力の高い選手だったと思ってます。去年だってレース優勝しているんですから。ただ、以前のように、他を大きく引き離すような走りができないんです。
そう言う意味では、今は僕の身体が障害になってしまっているのだし、だからこそ、必要な身体を取り戻すべく努力していかなければならないんです。
戦闘力の高いライダーならば、ホンダのプロジェクトのためにもっと良い作業をしていけるじゃないですか…だから、僕はまたトップクラスに返り咲きたいんです。」
【マシンに関しては?】
「レース優勝ならば、奇跡的な走りをすれば可能だけど…ホンダの目標であるタイトル獲得を狙うのならば、コンスタントな走りが必要でしょ。
そして、コンスタントさと言うのはライダーとチーム、マシンが最高の状態で完璧な仕事をこなさなければ得られないものなんですよ。
僕としては、今はマシンの重要性がどんどん高まってるように思うし、とにかく、すべてはマシン次第って感じなんですよ。そして、当初はマシンそのものだったけど、今はエアロダイナミクス等の要素も重要になってきてますよね。
とにかく、シーズンをコンスタントにまっとうするには、どんどんマシンの重要性が増してきてるんですよ。」
【現在のモトGPは、レースがどんどん増えていってるが…】
「僕は常に『テストは面倒で、レースの方が面白い』と言ってきたんですよね…レースが多いのは、僕にとっては好都合です。とにかく、好きなんだから。
僕がまた手術をしたのはレースに出るためであって、トレーニングをするためじゃないですからね。」
【アラゴンGPで復帰する可能性は?】
「最終戦まで全レース走れると言う状態になったら復帰します。1レースだけ出て、また休むなんてことはしません。
でも、いつになるかは分かりません。ミザノテスト参加を目指し、ここ2週間は確かに頑張ってきたんですが…それは、自分にとってもホンダにとっても重要なことだからなんです。まぁ、どちらかと言うと、自分にとって重要なんですけどね。
レースウィークエンドよりテストでマシンに乗る方が、プレッシャーがないから良いんですよ。今回のテストで走れば、アラゴンGP復帰が可能かどうかが分かるでしょう。
僕の性格は皆さんもご存知でしょ。可能ならば、トライしますよ。でも、無理なら、もう少し待ちます。」
【来年からジョアン・ミールがチームメイトとなるが…】
「候補の中で、ベストな選手の1人だったと思います。特に、適応力が高いですからね。各種コンディション、各種マシンに上手く適応していく力があるから。
モトクロスやダートトラック、カートに乗ってる時とか、混合コンディションで走ってる様子がそんな感じでしょ。常に速く、前に出てきてますからね。しかも、モトGPのチャンピオンライダーなんだし。
かなり強いチームを作っていけると思いますよ。僕とミールは前に出ていけると思うし、そのためには一緒に頑張っていかないとね。一緒に頑張ると言えば、ホンダもですよ…レース優勝をし、タイトル争いをすると言う目標のためにね。」
【個人マネージャーであるエミリオ・アルサモーラ氏を解雇していたが…】
「そうです。ここまでのキャリアでしてもらったことに感謝しています。共に多くを学び、多くのことを成し遂げてきました。互いに助け合い、共に成長してきたんです。本当に貴重なことですよ。
18年に及ぶ長い付き合いだったし、大変な時もあったけれど…それは普通のことですから。幼かった頃にしてもらったことや世界選手権に参戦した頃のこと等…エミリオのことは一生忘れません。常に僕に付きっきりで、最善を尽くしてくれました。
スポーツ選手のキャリアは長く、18才の時から30才まで、ずっと同じ精神状態ではいられないものでしょ。人間関係を築くにしても、ポジティブな形で締めくくるにしても、タイミングが重要ですよね。
僕らは常に一緒に話し合い、すべての事柄を共有し…ここ2〜3年は確かに大変だったけど、でも、別々の道に進むには良いタイミングだろうと…僕も彼も思ったんです。
世の中はどんどん変わっていって…僕も変わっているし、パドックも変わったし、マシンも人も変わっていってるじゃないですか。
時には合わせていかなければならないんですよ…合わせていけないなら、もう続けていくことはできないのだから。
新たに更新し、僕のキャリアの新しいページに進むには良いタイミングだったんです。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Moto.it』)
なぜマルケスはマネージャーを解雇したのか?…って話は、note『2022 オーストリアGPGPまとめ』でどうぞ!
日本には「彼が通った後にはペンペン草も生えない」という
言葉がありますが、
この人がいつか振り返った時には、
何が見えるのでしょうか?。
体調さえ万全ならスプリントも大喜びだろうね
腕だけじゃない。目にも爆弾を抱えているのに。
神経系のケガは何度も繰り返すと大変なことに
なると聞きました。大丈夫なのでしょうか。
ハングオンからのドラフトはマルケスしかできない神業だから復活して頑張ってほしい。