『フォルカーダ分析:ヤマハはドゥカティのような姿勢を取るべき』
★9月2〜4日のサンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP終了後、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(36才、ヤマハWithU RNF)が引退し、それとともに同選手のチーフメカニックであるラモン・フォルカーダ氏も失職した。
★ドヴィツィオーゾ選手が夏季休暇明けに急遽引退を決め、また、来年からアプリリアプライベーターとなる『RNF』チームがフォルカーダ氏を帯同できないための失職なので、今後、もし好オファーがあれば復帰の可能性もある模様。
★フォルカーダ氏は30年以上のキャリアを持つベテランメカニックであり、これまではホンダ&ヤマハでアレックス・クリビーレやアレックス・バロス、ジョン・コシンスキー、カルロス・チェカ、ホルヘ・ロレンソ、マーヴェリック・ヴィニャーレス、フランコ・モルビデッリ等、多数の名選手を支えてきた。
特に、ロレンソ元選手と組んだ際は、モトGPタイトルを3回獲得している(2010/2012/2015年)。
★最近、フォルカーダ氏が『Dazn』のインタビューで次のように話した。
【引退レースは、いつ頃になりそう?】
「さぁ、いつだろうね。まぁ、今年に関しては、もう終了ですけどね。来年はどうなるものやら…。
来年については、今のチームで継続ってことは確実にないんでね。新しいことをやってみたいってのは当然のことでしょ…外部から人は入れずにね。
来年に向け、(ポストを)探すようなことはしてないが…まぁ、面白そうな話でもあったらねぇ。ないようなら引退しますよ。」
【貴方はヤマハでのキャリアが長いが…現在、クアルタラロー選手しかヤマハ機を乗りこなせないと言うことについては?】
「進化が止まると、私は『ラテン気質じゃないからな〜』って思うんですよ。
私は長いこと日本人と一緒に働いてきたが、日本人って言うのは常に完璧さを追求するもんだから。」
【つまり?】
「失敗することを恐がってちゃだめってことでね。ドゥカティはきちんと機能しない物も作ってるけど、こっちはそう言うことはしないから。
なにか新しい物が投入された時は確実に機能するんですよ…だって、3ヶ月もテストしてるんだから。ただ、こっちが1つ新しいものを出すうちに、他のメーカーは3つ出してくるんですよ。」
【例えば、現在はタイヤの空気圧が規定値を下回っていてもペナルティーはなく…】
「タイヤの空気圧問題なんかは本当に複雑でしょ…とにかく、ミシュランの言ってることを信じなければならないんだから。ミシュランによれば、安全上の問題だろうってことでね。
1.6bar以下だって、きちんと機能するんですよ。つまり、1.6barの方がきちんと機能するのに1.9barにしないといけないってことになったら…まぁ、言われた通りにする者もいれば、1.6barにしてしまう者もいるわけでね…。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Twitter)
ヤマハ機vsドゥカティ機、クアルタラローvsバニャイア…それぞれの長所短所は?…って話は、note『2022 オーストリアGPGPまとめ』でどうぞ!
完璧さ…
うーん、耳が痛いねぇ
さすが日本人と長年付き合ってるだけに日本人気質を理解している
ただ、本来は開発コストを抑える為にテスト回数の制限を始めたのにDUCATIの開発スピードはじゃぶじゃぶと投資している感じだもんね
参戦台数といい、最近は色々矛盾してるよね
マジメな日本人が、無理してラテンやる必要は無いでしょう。
フォルカーダ氏の「3つ出してくる」を聞いて、2つでも5つでもよいのに、きっちり3つ出してくる。そんな事すると思います。
タイヤ空気圧ってファビオmoto2のとき優勝取り消しになったけど
GPじゃ別に問題ないんだよね?
圧センサが信頼性低いとかで意味わからん
トヨタ式の「改善」が揺らいでいるということですかね。
分かるわ!
日本の企業って、丸投げ体質になりかけてるから
自分で判断できないんよね