『ペトルッチ:とりあえず、最下位ではなかった!!』
★10月2日(日)、タイGP決勝戦でダニーロ・ペトルッチ(スズキファクトリー)がグリッド24位スタートから20位でゴールした。
★ペトルッチ選手は負傷したジョアン・ミール代役として参戦し、スズキのモトGP機に乗るのは今回が初めてだった。
★ペトルッチ選手は2021年末までモトGPにフル参戦していたが、2022年1月にダカールに参戦し、終了後は『MotoAmerica』にフル参戦して総合2位を獲得した。
★ペトルッチ選手のコメント。
【当初よりウェットレースを期待していたものの、FP/予選がドライのみでレース直前に雨となってしまい…】
「雨にはなって欲しかったけど、せめて、ウォームアップぐらいはウェットで走れるかと思ってたんですけどねぇ。スタートなんか、決死の覚悟で目をつぶって飛び込んだわけで…。
序盤、路面の水量が多かった時は他の選手を抜いて行けたけど、乾き始めたらフロントタイヤが膨らみ始めちゃって…完走するのは至難の業でした。
とは言え、最下位じゃなかったんでね。後ろに2〜3選手いたから(※弟ビンダー、ナガシマ、マリーニ)。
もしあれがドライだったら、中盤ぐらいで両方の肺を新しいのに交換しないことには無理だったでしょ…肺交換のためにフラッグ・トゥ・フラッグしま〜すってね。
ところが、路面はきれいなもんで…穴1つないんだから(笑)」
【久しぶりのモトGPレースはどうだった?】
「今年は他のレースに出ているものの、やっぱり、モトGP機ってのは凄いですよ。とにかく、凄まじくって…宇宙レベルのマシンですね。
ブレーキのかけ方なんて化け物じみてるし、加速の時は必死にしがみついてないとならないし。
今週末は超難関でした。初めてのマシンだったし、これまで慣れ親しんできたマシンとは真逆のタイプでしょ。
でも、チームは素晴らしかったですよ。僕は平均的なライダーの体格じゃないでしょ…身体がでかいから、チームにとっても新たなチャレンジだったわけでね。
まぁ、ドライだったら、もうちょっと迫っていけたかもねぇ。」
【良い思い出になった?】
「11ヶ月前にモトGPを引退し、9ヶ月前にはダカールで走り、一昨日までアメリカにいたんですからねぇ。
スズキ機にまたがって、グリッドにいたこと自体が嘘みたいですよ。」
【久しぶりのモトGP機については?】
「とにかく、求められるものが多いんですよね。今朝なんか、身体中(テーピングで)ぐるぐる巻になってたから。
これに乗って、最後の0.2〜0.3秒を削ろうなんて思ったら、凄まじいトレーニングをしなければならないんだから。」
★なお、次のオーストラリアGPは、ミール選手が復帰できる模様。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
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>路面はきれいなもんで…穴1つないんだから
アメリカのサーキット帰りの着眼点だね…
雨だから期待したけど乗り換えは難しいんだね。
全メーカー制覇に向けて濱原くんと組んで8耐に出てくれないかなぁ、、、