『フォルカーダ:クアルタラローは未完成マシンに乗りつつも、決してそれを言い訳にはしない』
★名チーフメカニックであるラモン・フォルカーダ氏(長年、ヤマハのモトGPチームに在籍していた)が、最近のインタビューで次のように話した。
【今年のヤマハ機について、どう思う?】
「少し遅れた状態ですね。セパン決勝戦のファビオ(クアルタラロー)は素晴らしかったが、マシンの問題点を彼がカバーしてるんですよ…ホンダ機の問題点をマルケスがカバーしているようにね。」
【これまでのヤマハ機はコーナリングが速かったが、ドゥカティ機がエアロダイナミクス開発やターニングの最適化により、どんどん速くなっていて…】
「他のメーカーはけっこう細かい部分に手を入れていて…日本人スタッフが、やりたがらない部分なんですよね。
まぁ、現在、欧州メーカー(※ドゥカティ&アプリリアを指している模様)が力づくで世界選手権の様相を変えようとしているって感じですかねぇ。
ファビオは未完成のマシンに乗りつつも、決してそれを言い訳にはしてないんですよ。
ヤマハの5選手の中で、唯一、現在のマシンをフル活用できてるんですね。超絶戦闘力の高いレースアニマルとでも言うか…ストレスを上手くコントロールしていけるんですよ。
2020年はモルビデッリの方が上位だったもんだから、何が間違っていたかを自問自答し、結局、心理カウンセリングを受けることにしたのだしね。」
【タイトル争いから外れてしまったアプリリアについては、どう思う?】
「前に出て、勝たなければと言うプレッシャーと言うことか…サプライズ的なケースでは特にねぇ。成熟していないチームの場合は、さらになわけで…。
タイトル争いに慣れていない選手と、まだ仕上がりきっていないチームが組んでしまった場合、まぁ、こう言うことになってしまうわけですよ。」
★フォルカーダ氏はモトGPパドック内でも有数の優秀ベテランメカニックであり、ホルヘ・ロレンソと組んだ際にモトGPタイトルを3回獲得している(2010/2012/2015年)。
今年は担当していたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ヤマハWithU RNF)の引退にともない同チームを辞め、来年はジュニアGP(旧スペイン選手権)で若年ライダーを担当することとなっている。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
バニャイアvsクアルタラロー、なにがそんなに違うのか?って話は、note『2022 オーストラリアGPまとめ』でどうぞ!
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>ファビオは未完成のマシンに乗りつつも、決してそれを言い訳にはしてないんですよ。
島田紳助「あのな、番組のスタッフって、優秀なスタッフもいれば、ボンクラなんもおるわけや。
そのスタッフが「新番組やってください」と言わはったら、これは、どっかのオートバイとか、車とかのチームに乗るのと同じやんか。
そのチームがアカン車やっても、その車のベストタイムを俺が出さなイカンと思てるねん。
ほかの誰かが乗って、それ以上のタイムを出されたら、それは恥ずかしいことやと思うねん」