『バニャイア:クアルタラローは守りに入りすぎていた』
★2022年、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)はシーズン前半で新ドゥカティ機に苦戦し、タイトル争いのライバルだったファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)に最大91ポイント引き離されてしまったが、シーズン後半には連勝して大きく挽回し、ヴァレンシア最終戦で初タイトル獲得を決めた。
★バニャイア選手がモトGP公式サイトのインタビューで、次のように話した。
【シーズン後半、連勝を決めつつ大きく追い上げていき…】
「91ポイント差は大きかったけど、うちには追い上げていける力があると思ってたし、自分はムラのあるタイプではないと…そう言うレベルの選手ではないと思ってました。
自分のことは良く分かっていたし、タイトル争いが可能なことも、チャンピオンになれる力があることも分かっていました。
上を目指していきたいと言う気持ちや信念を頼りに戦い、レースウィークエンドでは毎回違うアプローチをするよう…今までよりもレース自体に集中するようにして、自分の気持に正直になるとか、自分は本当に強いんだと思うことができるようになったんです。
そうしたら勝てるようになってきて…自分は無敵だって思え、アラゴンで2位になった時なんか腹が立ったほどなんですよ。」
【ファビオ・クアルタラローについては?】
「もしかしたらファビオはシーズン後半で、あまりにも守りに入りすぎたのかもしれません。
僕の存在がプレッシャーになったかどうかは分かりませんが、確実に何かが変わったのでしょう。シーズン前半の方が安定していたから。後半は苦戦してましたよね。」
【ヴァレンシア最終戦については?】
「僕の方が楽な状況ではありました…ファビオは優勝一択だったのだし、(たとえファビオが優勝しても)僕は14位までに入ればタイトルが取れてたわけだから。
ラスト3周でファビオが4位だった時、僕は『決まった』と思い、最終ラップでは自分が世界チャンピオンなんだと感じました!」
【ドゥカティに加入した時は…?】
「ドゥカティと契約した時、夢が叶ったと思いました。
最良の選択だったのか…自分の将来にとって最良のチームなのかって聞かれたら、『YES』って答えるだろうって思うことがあります。
世界チャンピオンになることが夢だったし、その夢がドゥカティ機で叶ったら格別だろうって思ってました。
楽ではなかったけど、でも、モチベーションは高かったし、うちのチームのことを誇りに思っています。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
最終戦のバニャイア陣営は、用心しすぎで不要な作業をしてしまったって話は、note『2022 ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!
後半はどうしたってマルクに引っ掻き回された感は拭えないね。まあそれより早ければ問題なかったんだろうけど、あのマシンじゃ失速したら終わりだし。