『ミーニョ:シート獲得に、いくら請求されると思う?』
★アンドレア・ミーニョ(27才、VR46ライダーズアカデミー)は2014年、イタリア選手権にルーカ・マリーニと共にVR46チームから参戦し、同年8月のシルヴァーストンGPよりマヒンドラチームで世界選手権モト3クラスに参戦した。
2015〜2017年はVR46チームから参戦し、2018年より各チームを転々とし、2020年に再びVR46チームに戻った。
2021年からはスナイパーチームより参戦していたが、2023年のシートがいまだ確定していない。
★世界選手権でのベストリザルトは総合9位(2017/2022年)、8年半で表彰台に11回上がっている(優勝2回、2位3回、3位6回)。
★ミーニョ選手のコメント。
【2023年のシートについては?】
「まだ決まってなくって…けっこう困ってます。どこもかしこも、ものすごい金額を要求してくるんですよ。そんなに持ってないし、僕には都合できるような額じゃなくて…。」
【どのぐらい?】
「世界選手権のモト2クラスのシートだと、30〜40万ユーロ(約4300万〜5700万円)ですね。イタリア選手権(CIV)のモト2クラスなら、20万ユーロ(約2800万円)…
スーパースポーツ世界選手権の方はもう少し安いけど、やっぱりけっこうな額なんですよ。しかも、もう全て埋まってしまってるだろうし…。」
【イタリア選手権(CIV)も視野に入ってるの?】
「優先順位としてはスペイン選手権(CEV、現ジュニアGP)の方が上ですけどね…その方が世界選手権に復帰する道を見つけやすいから。
でも、無理そうなら、イタリア選手権(CIV)でもスーパースポーツでもスーパーバイクでも考えますよ。
まぁ、イタリア選手権(CIV)ならチャンスはあるかもね…(要求される金額が)低いから。今、動いてる最中なんですが、厳しいですよ。」
【ムカついてる?それとも、絶望的な心境?】
「両方ですね。僕はまだまだ続けていく熱意があるし、レースへの意欲も、こう言う先の見えない状況から抜け出したい気持ちもあるんで。
まぁ、絶望感と言うのも…多少はね。こう言う流れになってるのが、おかしいと思うんですよ。システム的に、どこかおかしなところがあるでしょ。
僕は今でもトレーニングを続けているし、あらゆるチャンスに備えていこうと思ってます。
時々、アレイシ・エスパルガロのこととか考えたりするんですよね…就活していた時期もあったけど、その後、けっこう良いシートを見つけ、去年はモトGPで優勝までしてたでしょ。
彼のキャリアをイメージングしてるんですよ…ああ言う、おとぎ話みたいなキャリアをたどりたいって、心の底から思ってるんです。
僕は諦めませんよ…レースに出たいし、なんとかして出ようと思ってるんで。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
初プライベートチーム参加で、アレイシが盛り上がってたって話は、note『2023 ヴァレンシアテストまとめ』でどうぞ!
いわゆる支度金だろうけど、そっちより欧州レースランクの方が興味深い
GPがてっぺんなのは当然として、moto2>SBK>SSP>スペイン選手権>イタリア選手権>他国
なんだろうか?
まぁレギュレーション変更、年齢制限もあって日本人ライダーの参戦はハードルが上がったねぇ
資金力がないとスタートラインにも立てないというのは絶対に間違っている。速いライダーが速いバイクに乗るべきだ。
チームオーナーもそう思っているんだろうけど背に腹は代えられないんだろうな。