
『チャバッティ:KTM大成長はドゥカティメンバーを大量に引き抜いたおかげ』
★2023年のモトGPは冬季テストを見る限り、昨年同様にアプリリアがドゥカティのメインライバルとしてタイトル争いをしていくものと見られていた。
しかし、開幕してみるとKTM機が大きくステップアップしており、短距離・長距離レース共に予想外の活躍を見せている。
★シーズン前半が終了し、現在の総合順位は以下のとおり。
首位バニャイア(ドゥカティファクトリー、194ポイント)
2位マルティン(ドゥカティプラマック、-35ポイント)
3位ベッツェッキ(ドゥカティVR46、-36ポイント)
4位ビンダー(KTMファクトリー、-80ポイント)
5位ザルコ(ドゥカティプラマック、-85ポイント)
6位マリーニ(ドゥカティVR46、-96ポイント)
7位ミラー(KTMファクトリー、-115ポイント)
★先日、ドゥカティのパオロ・チャバッティ氏(スポーツディレクター)が、モトGP公式のインタビューで次のように話した。
【今年はドゥカティは大活躍で…】
「ドイツGPではドゥカティ史に残るようなリザルトでしたよ…トップ5をドゥカティ選手が独占したんですから。ドゥカティ初の快挙でしたね。
うちのエンジニア陣は最高の仕事ぶりで、2023年版ドゥカティ機を開発してくれました。しかも、2022年版の戦闘力もいまだ高く、両マシンの差はほんの僅かなんですからね。」
【唯一、KTM機だけがドゥカティ機に対抗しているが…】
「以前、うちにいたエンジニアが何名かKTMで働いてますからね。リザルトを見れば、一目瞭然じゃないですか。
アプリリアの方はちょっと驚いているんですけどね…どうしたことか戦闘力と言う意味では、期待以下の出来でしょ。早々に復活してくれると良いんですがね。」
(※ここ数年でKTMに移籍したドゥカティメンバーはファビアーノ・ステラッキーニ、フランチェスコ・グイドッティ、クリスティアン・ププーリン、アルベルト・ジーリブオーラ、ジャック・ミラー。)
【日本メーカーが苦戦しているが…】
「欧州3メーカーにとっては完全に新たな状況ですよね…コンストラクターズ部門ではトップ3に並んでいるのだから。しかも、ドゥカティは2位と132ポイント差のダントツトップじゃないですか。
シーズン前半は実にポジティブでしたね…このままの調子で進みたいものですよ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
なぜドゥカティ天下だったのか?…って話は、note『2023 ドイツGPまとめ』でどうぞ!
でもいつか終わりは
来るものです。
来季はKTMもタイトルの可能性あるな。リアを多用するビンダーも今回のオランダGPで弱点が解ったはずだから改善するだろうし、ミラーも絶賛成長中だ。両方とも良い仕事してる!
速いのは認めるけど、なおさら台数制限が必要だよね
2台体制でポディウム独占と8台体制でポディウム独占は違う気がする
≥なおさら台数制限が必要だよね
話は簡単で、ドカティ以外のメーカーが速いバイクを安い値段で出してくれればよいのですよ。遅いバイクを高い値段で押し付けられてもプライベーターは困ります。
じゃあ、なおさらサテライトへのリース代を固定するとか、ドルナが負担するとか改善が必要かと
欧州メーカーと日本メーカーではパーツやスタッフの関わり方で負担額も違ってきそうだしね
SUZUKIがロシア侵攻の余波も要因のひとつに挙げてたように日本メーカーは不利な状況ではある
DUCATIはそこを突いてのコストダウンで供給できてるかも?
やはり、自分達の力で速くなった訳じゃないのね。
それじゃあ、永遠にドゥカティを超える事は出来ないね。