『レイ&ラズガットリオグル:ドゥカティ機から500回転下げても何も変わらない』
★スーパーバイク世界選手権(SBK)では各マシンのパフォーマンス差を埋めるべく、3ラウンド毎に各メーカー機のエンジン回転数の上限(レブリミット)が定められる。
★7月13日までにドゥカティ機は計500回転引き下げられ、現在は15,600回転となっている。
また、カワサキ機は計500回転引き上げられ、現在は15,100回転にできるのだが辞退し、今後の『エンジンへの介入コンセッション』の適用を希望している。
なお、ヤマハ機は開幕戦以降、ずっと14,950回転のままである。
★SBKメイン選手らがドゥカティの回転数引き下げについて、次のように話した。
・ジョナサン・レイ(カワサキ、36才、SBK6回総合優勝)は総合4位に就いている。
ここまでの21レースで、レイ選手は表彰台に8回上がっているが、いまだ1勝もしておらず、総合首位アルヴァロ・バウティスタ(ドゥカティ)とは190ポイント差である。
「バウティスタの後ろに付いて走ってみたけど、これと言った変化は感じられなかったですね。
2017〜2018年に、カワサキ機は1,400回転引き下げられたんですよ…あの時は本当にガクッと下がった感じだったんですが…
もちろん、なんだってそれなりに影響はあるものだけど、ただ、250回転ずつ下げる程度ではねぇ…ピーナッツをちょっとつまんだようなものでしょ。」
(※なお、同2年間、そうした不利な状況でもレイ選手は総合優勝を果たしている。)
・トプラク・ラズガットリオグル(26才、ヤマハ、2021年SBK総合優勝)は総合2位に就いている。なお、バウティスタ選手とは70ポイント差。
「なにも変わらないですよ。ドゥカティ機が常に最強でね。あのエンジン馬力なら、回転数をちょっと減らされたぐらいじゃ何も変わらないでしょ…今までより多少早めにギアチェンジする程度でしょうね。
うちのエンジンはカワサキ同様、最大出力になってるんで…相変わらず、戦いの日々です。僕の人生、ずっとこんな感じだから。」
(※なお、ヤマハ機の14,950回転はSBK機の中で最も低く、当面、新マシンが作られる予定もないため、ラズガットリオグル選手はBMWへの移籍を決めた。)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram)
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正直バウティスタ以外には戦えてますもんね。ウェイト規制でもしないと=にはならないでしょうね。
市販車からエアロ組み込んでるのもあるのでしょうし…(エアロが体重と身長の低いライダーの体の中心をずらさず腹筋で動かす乗り方にあってるとか何とかありますが本当なんですかね?
いい加減、パニガーレのポテンシャルもここに来て高い戦闘力を備え
たのだし、レブリミットは無くしていいのでは。
ドルナの狙いは欧州勢の復権でしょ、ドゥカはそれを達成した。後は
BMW。ここにはもっと大胆なコンセッションを与えてやればいい。
回転数制限程度でモトラッドがトップ争いが出来るとは到底思えない。このままだとバウティスタドゥカが少なくとも向こう3~5年、確実に勝ち続けるのを見せられる事になってしまう。それ位、頭2つ3つ抜けてるイモラでのレース1の走りを見て、あれだけマシンがバタついてたのが
電制操作で別モノみたいにスムーズになったのを見せられると今の
日本勢はレブリミット解除したとて太刀打ち出来る次元じゃない気が
する。現状のコンセッションはドゥカのみの優遇でしかないから
いっぺんリセットしないとSBKは見る価値もないカテゴリーになってしまう。
カワサキは一気に1400回転下げられて、ドゥカティは250回転づつ下げるとか
レイにしたら催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃないんだろうな。
ピーナツをつまむくだりは何を言ってるのかわかんないけど。