ザルコ『ホンダLCRも悪くない…しかし、第1希望はドゥカティ』

『ザルコ：ホンダLCRも悪くない…しかし、第1希望はドゥカティ』

★8月4〜6日のブリティッシュGPでのヨハン・ザルコ（ドゥカティプラマック）の成績は、が予選9位、スプリント4位、決勝9位だった。現在、総合5位に就いている（首位と92ポイント差）。

★2024年の去就について、ザルコ選手のコメント。

【貴方が、ホンダLCRにアレックス・リンス後任として加入するのでは？と言う噂が流れているが…】
「自慢できる話ですねぇ…悪い挑戦ではないでしょう。
ただ、ここ数年、僕は優勝を目指しつつ表彰台争いをしているわけで…そう言う姿勢で参戦したいのなら、ドゥカティになるでしょうけどね。とにかく、No.1マシンなんですから。トラックを見ていれば、一目瞭然でしょ。
今、ホンダは苦戦しているとは言え、あれほどのメーカーに関心を持ってもらえるのは素晴らしいことですよ…考慮すべきことですね。
ただ、僕の第1希望はドゥカティで、現在のマシン、現在のチームで継続することですから。」

【現在、プラマックはチーム部門で総合首位（※2位VR46と13ポイント差）に就いているが…】
「そうですね。ホルヘ（マルティン）共々、好調なんで。だから、継続希望で当然ですよね。
今のところ、リザルト的にはドゥカティと契約し、プラマックチームから最新ファクトリー機で参戦すると考えても大丈夫でしょ。」

【ただ、夏季休暇中にドゥカティから契約更改の話がなく…現在、貴方にはSBK移籍の噂も出ているが…】
「現時点で、僕がSBK移籍について考える必要なんてあります？
好リザルトが取れてるなら、来年に向けては今所属しているモトGPチーム継続って言うのが自然な流れですよね。
今、僕はそう言う流れにいますよ。確かに契約更改はまだだけど。その点については、僕もちょっと変だとは思ってます。でも、SBK移籍は絶対にないですよ。
別にSBKが嫌いだって話ではなく、まだ僕はモトGPクラスで好リザルトが取れてるんですから。まぁ、世間からは『優勝できない』って言われてますけどねぇ。」

★なお、ドゥカティ側は2024年に向け、マルコ・ベッツェッキを最新ファクトリー機に乗せたいと思っているが、最新ファクトリー機はファクトリーおよびプラマックチームのみに提供されるため、ベッツェッキ選手をプラマックに移籍させなければならず、その場合、ザルコ選手が放出されることとなる。なお、ベッツェッキ本人はVR46チーム継続で最新機に乗りたいと希望している。

★先日、ホンダLCRのルーチョ・チェッキネッロ氏（チームマネージャー）が、仏放送『C+』のインタビューで次のように話した。

【リンス後任探しのため、ザルコ側と話し合ってみたそうで…】
「なにも隠し立てはしませんよ。複数の（選手の）マネージャーと会ってるんですが、その中にザルコのマネージャーもいましたからね。
まぁ、ちょっと驚きましたけどね…現在、あれだけ戦闘力の高いマシンに乗ってる選手なんだから。とにかく、候補者の1人ではあります。」

（参照サイト：『Gpone』）
（参照サイト：『Moto.it』）
（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）

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