『2023オーストリアGP モトGP FP1リザルト』
★8月18日(金)、オーストリアGP モトGPクラスのFP1が行われた。
★快晴、既に高気温。天気予報は3日間良好。ここは激しいハードブレーキングがあり、大型ディスクを使用するため、フロントタイヤの温度管理および空気圧が大きな課題となるだろう。
★ドゥカティ
首位ヨハン・ザルコ(ドゥカティプラマック)。ドゥカティ機が首位なのはサプライズではないが、ザルコ選手だったことはサプライズである。契約更改を目指して頑張っている。
チームメイトのホルヘ・マルティンは10位。
4位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ、2022年はホンダLCR所属)。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは6位。セッション終盤に新タイヤを使用。
5位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。同トラックについて、「簡単そうに見えるけど、実は違うんですよ」と言っていた。シケインで膨らんでいた。余談だが、2024年は最新機には乗らず、VR46チーム継続を決断した気配あり。
チームメイトのルーカ・マリーニは15位(VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。
8位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。相変わらず、初回セッションはタイムを気にせず、セッティング作業に集中。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは11位(2022年総合3位)。
★ヤマハ
2位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。+0”399。全24周中の9周目で記録。ポジティブな滑り出し。ただし、以前、初回セッション好調で、その後、ライバル陣のようにセッティングを改善できずに降格していくケスがあった。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは13位(VR46ライダーズアカデミー)。
★アプリリア
3位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。+0”411。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは9位。+0”538。本人談「ここのトラックは僕のライディングスタイル向きではない」。
テストライダーのロレンツォ・サヴァドーリは21位。
17位ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアRNF、2022年はKTMファクトリー所属)。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは20位(2022年はKTMテック3所属)。
※ファクトリー両選手は新フロント・マッドガード(異なるディスクカバー付き)を試用
★ホンダ
7位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。+0”500。
チームメイトのイケル・レクオナは23位(SBKフル参戦中)。最下位。アレックス・リンス代役。
12位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー、2022年はスズキファクトリー所属)。
チームメイトのマルク・マルケスは18位。+1”018。今回もリスクは負わない姿勢。ただ、第4コーナーで転倒していた(※コースアウトし、砂利の中で失速中にハンドルが切れ込んだ)。
※リンス選手が松葉杖をついてピットボックス入りしていた。
※ブリティッシュGPに投入されていたエアロダイナミクスを今回も試用。
★KTM
14位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。ピットボックス内にはやや異なるコンフィグレーションのマシンが2台用意されている。
チームメイトのジャック・ミラーは22位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。
16位ポル・エスパルガロ(GASGASテック3、2022年はホンダファクトリー所属)。
チームメイトのアウグスト・フェルナンデスは19位(2022年モト2チャンピオン)。
『2023 オーストリアGP モトGP FP1リザルト』
(Photo:Motogp.com)